
「1年で見違えるように雰囲気が変わり髪が長くなった小夜…」

「ただ髪の毛を切らなかっただけじゃ」

「BLOOD+第34話
俺たちのいる世界、そんな小夜が血飛沫舞う中、翼手をバッタバッタと斬り倒す」

「にしても、血飛沫が結晶となって舞っている中に立ち竦む小夜ななんとも…」

「そうですか」

「それにしても、小夜の雰囲気が変わったわね。研ぎ澄まされた刃の如くツンとして。モニークが顔に触れて目が覚めたときにには目を真紅に輝かさせ、殴りかかりそうな雰囲気で胸倉を掴み」

「感情を押し殺しているようにね」

「体は飴で出来ている人、アルジャーノもジュリアとコリンズの会話を盗聴しながらグレープ味の飴を食べて『トレビア~ン』なんて叫んでるし」

「戸惑うジュリアさんにコリンズさんはどんどん暴走して往き」

「忠犬ハジは相変わらず、我らのデヴィットさんもアル中板についたし」


『・・・・』

「なんだかね…」

「けど、デヴィットさん。グレイさんの散弾銃を借りて翼手に撃ち込んでカイの援護したりと…頑張って」

「デヴィットさんが似合う銃は、あのマグナムだけなの」

「…ディーヴァ若返った?それとも生まれたのか?」

「生まれたって、なにが生まれたのよ」

「ディーヴァとリクの愛の結晶?」

「はぃぃぃぃぃっ!?」

「というか、ほんとに誰なんだコイツは?ディーヴァにしては若すぎるし、胸も小さくなっているし髪型も変わってるし」

「DIVAって出ていたわよ」

「う~ん…」

「………」
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「あたい達、どうなっちゃうんだろ。せっかく小夜があたい達の前に現れたってのに、モーゼスは挨拶しようともしないし、遊びに行こうと思ってもカルマンが小夜に近づくなって言うし。ダーゼもグドリフもソーンが現れて大変なのは分るけど…このままじゃ、あたい悲しくなっちゃうよ。次回BLOOD+希望のない明日」
「あたいも思い出ってのになれるかな?」
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「今週の次回予告はシフ達の…えぇっと、名前はなんでいうんだっけ?」

「確か、小さい女の子だよね」

「そうそう…」

「というか。シフ達まだ生きていたんだな…1年経ってるから俺はてっきり全滅してると思ったのに」

「勝手に殺しちゃ」

「そうだよ全滅だなんて…」

「……まあいいけど」

「シフよりも変態理事長だろ。やっぱり生きていたかというかディーヴァが生きていたんだから変態も生きていて当然か」

「でも顔がキレてるよね」

「まぁ、なにかあったんだろ」