雁木囲いの作法
雁木囲いの極意について語りたい。ただし、私はヘボなのだが……。駒組みの手順は省略し、極意、作法の述べたい。雁木とは、銀を前面に押し出し、玉の両斜めに金を配置することである。こうすると、囲いがスカスカになってしまい、何か頼りない感じなのだが、玉の守りが薄いというわけでない。つまり、逃げ道が多いのだ。これがまず、雁木の利点。一見、攻め込みやすいような感じがするので、低級者同士の戦いでは、相手が、つい先に攻めてしまい、攻め切れなくなる。これがポイント。それで、攻められたらどうするのか?逃げるのである。逃げ回るのである。それでもダメな場合。上へ逃げるのである。つまり、入玉をめざすのである。これが極意だ。つまり、雁木の最終形は、ずばり入玉なのである。楽天ブックス 書籍「雁木でガンガン」