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最近、友達ともめていることがある。 ある二つの深夜番組なのだが、 一つが 「リチャードホール」 http://www.fujiint.co.jp/RICHARDHALL/ 水曜12時30分(フジ) 出演者: くりぃむしちゅー 中川家 劇団ひとり おぎやはぎ 森三中 アンタッチャブル もう一つが 「メンB」 http://www.ntv.co.jp/men-b/index.html 木曜12時20分(日テレ) 出演者: 長井 秀和 陣内 智則 アンジャッシュ エレキコミック 佐久間 一行 佐藤祐造(インスタントジョンソン) POISON GIRL BAND である。ようはどっちがおもしろいかという話になり、 今週お互いにどちらの番組を見たのだが・・・・ お笑い番組ってのは、週によって当たり外れがあるのだが、 今週はどっちも外れだったらしい・・・ 自分は断然メンB派である。 久々に面白い深夜番組を見つけたと思ったものである。 とりあえず、今週はドローということで勝負は来週に持ち越し である。 さて、こんなお笑い番組の話を書いて終わりにするわけには いかない。 今週の日記だけ見た人に 「こいつは神聖な藤沢作品に対して何考えてんだ?」 と言われても仕方ないだろう。 この本は、読んでいる数日の間気分が暗くなってしょうがなく なるような本である。 藤沢周平も後書きで、「負のロマン」という書き方をしていた。 そして、読んだ後に先日紹介した 「藤沢周平という処方箋」にこの「又蔵の火」が 症状その三. 世の中の理不尽さにたまらなくなるとき。 効能 暗い、切ない、ままならない物語のオンパレード。 苦しいのは自分だけじゃない、と教えてくれる。 だそうである。 そういう受け取り方はできなかったのだが、先日の「慶次郎縁側日記」と 多少似ているような部分もあると思う。 ようは「救いようがない」の一言につきると思う。 それでも人間は生きているというが、「慶次郎縁側日記」ならば、 「又蔵の火」は、救いようがない状況から脱出しようともがき 苦しみながら、ついには・・・ というパターンだと思う。 この本は短編集なのだが、藤沢の博徒ものは初めて読んだが、 あまりにも詳しいので驚いた。 池波正太郎なみに詳しいのである。 「又蔵の火」 「帰郷」 「賽子無宿」 「割れた月」 「恐喝」 「又蔵の火」のみ侍が主人公で、残りは博徒ものである。 丁半博打の恐ろしさと熱気が、読んでいておぞましい程解った。 自分もこの時代なら、どっぷり嵌っていただろうと思う。 「帰郷」が多少ハッピーエンドに近いのかもしれないが、それでも 全てが良いという訳でもない。 効能の通り、「苦しいのは自分だけじゃない」と考えることにしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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