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さて、最近は朝夕めっきり寒くなってきた。
こんな天気の話をしているとネタがないような気もするが、 そういえば、先日先輩の結婚式の二次会に招待されて行ってきた。 最近の結婚式に夜の結婚式があるとは聞いていたが、どうも披露宴が 18:30~20:30で、二次会が9:00~11:00だった。 ま、当然会が会だけに時間通りに終わる訳もなく、電車で帰れない 友人が出始め、三次会にも行く気はなかったので、自分としては数年 ぶりの朝までカラオケである。 カラオケ自体最近行ってなかったので、インフラの充実ぶりには 驚いた。 カラオケ独自の番組配信や、企画等がネット配信しているらしく、 歌って無いときでも嫌が上にも宣伝にさらされる結果になる。 自分的には、好きなプロモーションビデオをバックに歌える曲が 何曲かあって、それが面白かった。 自分の好きなB'zのプロモはなかったが・・・・ さて、本日読み終えた一冊は「大盗禅師」 司馬 遼太郎 著である。 買うきっかけになったのは、 「司馬遼太郎最後の幻術小説」 と書かれていたからである。 司馬の幻術小説と言えば、「果心居士の幻術」が他の作品と比べて 異質なおもしろさで印象深かったので、思わず「幻術小説」という のに目を引かれてしまった。 あら?ここで過去の日記を見返してみると「果心居士の幻術」が 書かれていない。 これもまだ記録を書いていない一冊らしい。 ま、おいおいと書くことにしよう。 この本を調べてみると、司馬が生前、なぜか全集への収録を拒んだ作品 だそうである。 死後、ようやく出版されたものらしい。 なぜ司馬が収録を拒んだのだろうか? 粗筋はこう書かれている。 ______________________________________________________________ 大坂落城から三十年。摂津住吉の浦で独自の兵法を磨く浦安仙八の前に、 ひとりの僧が現れる。 妖しの力をあやつる怪僧と、公儀に虐げられる浪人の集団が、徳川幕府の 転覆と明帝国の再興を策して闇に暗躍する。 これは夢か現か―全集未収録の幻想歴史小説が、三十年ぶりに文庫で復活。 ______________________________________________________________ 荒唐無稽な幻術小説であるから、内容も突飛なのだが、主人公の仙八を 中心に、大盗禅師、由比正雪、鄭成功が話の軸になっている。 由比正雪の革命準備作業中から、一転、中国の明へ渡り鄭成功の客将と なるなど、あまりのスケールの大きさに驚いた。 自分の勝手な思い込みだが、革命者の立場である由比正雪と、体制維持 に身を捧げる鄭成功を対比させているのではないかと思った。 しかも、国姓爺(鄭成功)の未だに高い評価のことを細かく紹介していた。 どうしても、司馬のこういう書き方を読むと「河井継之助」を思い出して しまうのだが、やはり司馬もこういう人物に目がいくのだろう。 読み終えてみると、内容は今までの司馬の小説に無い位、迷っているように 思った。 集約されていないのである。 全くこんなことを書くと、何様のつもりだと思うが、生きているうちに この作品を出版しなかった理由を言っておいて欲しかった。 ただ、それでもやはり司馬作品は良い!! 司馬 作品 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/11/14 08:14:40 PM
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