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2006/06/22
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カテゴリ:歴史・時代小説
前巻の「佐助の牡丹」以来二年ぶり位に購入した作品である。
その間、隼シリーズの方を読んでいたので、まるっきり平岩弓枝
から離れていた訳ではないのだが、まあ久々のかわせみワールド
であった。

やはり良い。
表題の「初春弁才船」では思わず涙が出そうになった。
勧善微悪の世界と言われれば、それまでかもしれないが、やはり
こういう作品は良い。
源太郎や麻太郎がかなり大きくなってきたので、びっくりした。
この世界観がたまりません。

まあ、この話以外にも幕末の日本の金が流失した件に触れた
「メキシコ銀貨」など、この作者の知識の奥深さをあらためて
認識した。
外国人ブローカーがかなり横行していたというから、日本の幕府
政治の限界ぶりが解る。

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伊丹の新酒を積んで江戸に向かったはずの新酒番船が消息を絶った。
その船頭の息子と知り合った「かわせみ」の面々が心配するなか、
父親の船頭が生還したとの知らせが。
安心したのもつかの間、船頭は、再び海に挑む…。表題作ほか、
全七篇を収録。美しい江戸の四季を背景に、人間模様を情緒豊かに
描き出す不朽の人気シリーズ。
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御宿 かわせみ










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Last updated  2006/06/22 06:36:44 PM
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