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2016年01月01日
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【写真】アサヒペンタックス「ME」
rblog-20160101115139-00.jpg

(タイトル)
アサヒペンタックス「ME」

(オリンパスの「OM-1」「OM-2」ペンタックスの「SP」「SL」「KM」そしてAP、S2、S3、SVまたアサヒペンタックス「ME」)

(本文)

自動露出の一眼レフフィルムカメラのアサヒペンタックス「ME」が登場したのは1976年12月である。その前の月の11には完全メカニカルでマニュアル露出方式のアサヒペンタックス「MX」が登場した。

 アサヒペンタックス「MX」はオリンパス「OM-1」より小さいサイズででてきいた。アサヒペンタックス「ME」も同じである。とにかく小さいボディーのカメラとして登場したのがアサヒペンタックス「MX」と「ME」である。

 オリンパス「OM-1」と比較しても実際に小さいと感得できる。それでいてシャッターが切れる動作の感触がよい。音に表現されるシャッターとミラーが往復するときの品質感は十分であり、これはペンタックスAP、S2、S3、SV、SP、SLを上回る。KMなどとも違い独特の品質感のあるシャッター音である。

 アサヒペンタックス「MX」と「ME」とオリンパス「OM-1」を比べたらどうか。

 大きさは「MX」と「ME」が小さく、如何にも小さいということでその小ささには驚きを覚える。オリンパス「OM-1」はいうとそのボディーサイズはこの大きさこそが良いと思わせる。これ以上では重くて大きくてそして手のサイズに余る。これ以上小さくては保持に少し不都合を感じる、そういう大きさがオリンパス「OM-1」のボディーなのである。

 オリンパス「OM-1」のボディーサイズとバルナックライカのボディーサイズが一致する。「OM-1」のシャッター音は小さくて静かで品質感があって良い。この音はバルナックライカのフォーカルプレーンシャッターが動作する音に共通した響きがある。一眼レフカメラについて回るミラーの上限運動が疎ましい。

 アサヒペンタックスは小さいサイズの一眼レフフィルムカメラの「MX」と「ME」にあわせてレンズの大きさも小さいサイズに仕立て直してを出してきた。

一眼レフカメラのレンズの大きさはどの程度であるべきか。ニコンがニコマート時代に出していたレンズを使っているとそのサイズはそれはそれで了解できるように思われる。

 しかしオリンパスやアサヒペンタックスが出してくるレンズと比較するときにニコンのレンズは大きすぎると思わざるを得ない。構造を含めた頑丈さということがここに関与しているのであってもレンズは小さいのが良い。ライカのレンジファインダー用のレンズを見ればこのサイズの適正さに頷(うなづ)く。

 アサヒペンタックスは小さいサイズの一眼レフフィルムカメラの「MX」はシャッター速度決定を右肩のダイヤルを回して行う。これが1979年12月に発売された「スーパーME」では動作が不確実で押しにくい小さなスイッチをポチポチやるというマニュアル操作である。使い物にならないマニュアル操作を盛り込んだのが「スーパーME」である。

 アサヒパンタックス「ME」にしてもロックスイッチを押して左に回すことでオート露出が動作するときの、そのスイッチの回しづらさといったらない。ここが壊れることも多い。何とも動作と操作性の悪いロック、オートなどのスイッチなのか。

 「ME」「スーパーME」などでもスイッチ位置をオートにしておく。シャッターボタンの半押しで露光計のスイッチがはいる構造になっているからだ。

このことをもって案の定というのだろうその後に出てきた「MV1」(1079年12月に発売)と1982年1月に発売された「MG」にはロック位置が消去されている。従ってスイッチの位置は何時でもオートにしておくことになる。

「MV1」「MG」の外装は工業用のプラスチックになってしまった。一目見ただけでは薄板の外装にみえるけれどポンポンとたたいてみるとそれはプラスチックの外装であると気づく。

 「MX」「ME」「スーパーME」の外装は金属である。外装の金属か工業用プラスチックかの甲乙の議論はあっても、この時代のこうしたカメラにあっては金属外装でしっかりとくるんでいて欲しいと思う。

 オリンパスでも金属外装に似せたプラスチック外装のものを出してきているので、時代はそのように流れていたのである。

アサヒパンタックス「ME」は小さいカメラである。ペンタックスMタイプのレンズを付けるとレンズとカメラがつくりだすカメラとしての小ささはこの上ない。レンズは50mm f1.7のレンズは小さくて良い。

 この組み合わせで旅行に持ち出す。そうしたフィルムカメラの一眼レフがアサヒパンタックス「ME」である。

旅行の折々にアサヒパンタックス「ME」を出して思い出を記録する。

 そのようにしておかないと思い出は写真として残らない。

 アサヒパンタックス「ME」は良いカメラだ。

【写真】
アサヒペンタックスの「SP」

rblog-20160101132707-00.jpg

アサヒペンタックスの「SP」と「SL」が私が写真撮影した最初の一眼レフカメラである。レンズはスーパータクマーの24mm、50mm、55mmである。

 このレンズで撮れるものだけを撮った。ストロボはなくて明るいからと電球を使っていた。フィルムはモノクロを主に使った。

 写真とはそんなものであった。

 アサヒペンタックスの「SP」と「SL」がカメラのすべてであって、コーワワイドの28mmの目測式が加わる。人を撮影して広い会場のなどの風景を撮影するためにはこれでよかった。望遠レンズなどという洒落たレンズは意識しなかった。

 そのような写真機と私の関係の1970年であった。

 山などの風景の撮影のために解説の本を読んで、機材への意識をあおられるようになると写真とモノとが逆転してしまった。

 気張って撮った写真は撮影者の意味のない主観だけで押されていて嫌みになってしまう。

 そのようなことである。

 「アサヒペンタックスSP」が私にとってのカメラである。

 これより大きいか小さいか。格好が良くて機能が高いか低いか。そうしたことになる。

 ペンタックスだけであればそれ以前のAP、S2、S3、SVは過去のカメラであって格好も悪いから比較にならない。

【写真】
オリンパスの「OM-2」

rblog-20160101132707-01.jpg

 オリンパスの「OM-1」がでたのは1972年である。「M-1」として発売されその後に「OM-1」に名称変更された。

 このカメラがでると小ささ、軽さにコロリとやられてしまった。

 「OM-1」に50mm f1.8のレンズ付けて近くのカメラ屋で月賦払いにしてもらった。

 その「OM-1」は良いカメラではあるが華奢(きゃしゃ)でもある。それでも軽さと小ささが勝るのでこれを使っていた。3年後の1675年に自動露出の「OM-2」がでるとこれを追加する。レンズは28mmと200mmがいつの間にか加わっていた。

 「OM-2」は「OM-1」の筐体を大きくすることなく露出を自動にしてしまったのだからオリンパスのこのシリーズの設計の基本計画は素晴らしかった。

 オリンパスの「OM-1」「OM-2」はペンタックス「SP」と「SL」よりも大分小さく、さらにペンタックスのそれ以前の一眼レフ「AP」「S2」「S3」「SV」よりも小さい。カメラの機能が上がり洗練度も大きく向上している。

 デジカメ全盛の状況下でもオリンパスの「OM-1」「OM-2」は私にとっての思い出記録カメラであり、このカメラを操作すると気持ちが安らぐ。そうした不思議なカメラである。50mm f1.4のレンズを付けていれば申し分ない。50mm f1.2のレンズは持っているだけで満足だ。2本目を手に入れたら使うのであるが、5万円もの高値が付いていては次のはやってこないだろう。

 黒の塗装を施したカメラは金属の冷たさがないので心地よい。オリンパスの「OM-2n」の黒塗りボディーは精悍でありとても良い。

「アサヒペンタックスSP」は42mm径のねじが切ったあるねじ込み式の取り付け方式です。「アサヒペンタックスSP」が後に開放測光方式の「アサヒペンタックスSF」となり、つづいてパチンとはめ込むパイヨネット式のKマウントに移行してつくられたのが「アサヒペンタックスKM」です。

「アサヒペンタックスSP」は大体そのままで「アサヒペンタックスSPF」になり、「アサヒペンタックスSPF」はそのままでKマウントの「アサヒペンタックスKM」になりました。

【写真】
「アサヒペンタックスKM」

rblog-20160101132707-02.jpg

 「アサヒペンタックスKM」は「アサヒペンタックスSP」に比べるとシャッター膜走行の剛性感が高くなっていて、シャッター膜走行の確かさも上がっています。これは使えばわかります。

【写真】
「アサヒペンタックスSV」

rblog-20151231111633-01.jpg

 1962年に発売されたセルフタイマーレバー(ダイヤル)を左肩に付けた一眼レフカメラです。

 フィルムカウンターは自動復元式です。

 スーパー タクマー55mm f1.8レンズが標準で付いておりました。セットで定価は34,900円でした。

 開放で覗けてシャッターを切るときには絞りが動作します。自動絞り機構です。

 露出計は付いておりません。

 前のモデル「S2」(1961年発売)のときに開発された専用機でシャッターダイヤルに被せることで連動するCds露出計「ペンタックスメーター」をペンタ部に被せて用います。この「ペンタックスメーター」の内側にボタン電池を入れて動作させます。

 本体にCds露出計を内蔵したTTL測光方式の「アサヒペンタックスSP」は「SV」発売の2年後の1964年に発売されます。

 「SV」から「SP」へ短期間に開発が進みます。

 筐体は大きくなりましたが形が良くなりました。プレス加工が改良されレンズねじ込み部分下部のブリキ然とした曲がりがなくなりました。

ペンタ部が手直しされ鋭角になって好印象です。

 「SP」は露出とセルフタイマーをボデーに内蔵したことにより「SV」より一回り大きくなりました。「SV」までのモデルの左側の鍵のついた蝶番に似た裏蓋開閉の留め具が巻き戻しレバーノブの引き上げ式になりました。

 またレンズ取り付けの前板をなくしております。

 「SV」を次のモデルの「SP」と比較しました。

 「SV」を持ち出すと小振りさが新鮮に感じます。この小ささは良いです。非常に良い。好ましい。手にすれば判ります。

 「SP」は裏蓋の上が大きくなりました。

 「SP」の後継機として自動露出になった「ES」は「SP」の裏蓋の下を拡張して作り上げました。

 「SV」を上に拡張して「SP」を作り、「SP」を下に拡張して「ES」を作ったのでした。

 この時代は電気回路と電気部品はある大きさの枠を超えることができませんでしたから、電気回路の要素が増えると機械が大きくなりました。

 カメラにもこの原理が働いたためにアサヒペンタックスの一眼レフカメラは電気回路を増やすとガタイが大きくなりました。

 「アサヒペンタックスSV」は上にも下にも大きくなる前の基本寸法の位置に図らずもなってしまいました。

 こうしたことは技術発展史が良くもたらす事柄です。

 「アサヒペンタックスSV」の可愛さは狙って獲得したものではなく偶然にそのようになったのです。





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最終更新日  2016年01月01日 13時37分44秒
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