1871355 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

「計量計測データバンク」とその情報

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カテゴリ

カテゴリ未分類

(1126)

東日本大震災から4年7カ月 三陸沿岸の現在

(45)

計量と計測を考察する「計量エッセー」

(101)

日本計量新報論説と解説(電子判)

(77)

「今日の計量計測情報ニュース」

(778)

計量計測情報はこちらで

(632)

計量器売れ筋商品

(108)

紀州犬物語

(90)

「web情報報総合サイト」は生活サイト

(10)

計量器

(39)

「日本列島ぶらり旅」甲斐鐵太郎(旅行家)

(1141)

自然・ネイチャーのおはなし(横田俊英)

(733)

エッセー

(1001)

写真 デジカメ 銀塩カメラ レンズ

(730)

「計量計測データバンク」運営責任者からのお知らせ

(296)

紀州犬物語オス犬「テツ市」の成長記録

(31)

紀州犬物語(紀州犬はいい犬です)

(127)

情報・インターネット

(121)

犬の飼育の仕方と悩みごと相談室

(64)

柴犬の子犬譲ります

(339)

三菱パジェロ物語(E-V45W)ほか自動車

(7)

新事業および改善課題

(23)

「豆柴」風の柴犬譲ります

(93)

新 野鳥歳時記 (執筆 横田俊英)

(46)

紀州犬の子犬譲ります

(1034)

旅行(旅と自然の日記)

(525)

柴犬物語(執筆 横田俊英)

(84)

紀州犬と柴犬

(334)

紀州犬の成犬の里親探しです。

(123)

有色紀州犬は素晴らしい 子犬情報

(228)

有色紀州犬 子犬出産情報

(221)

紀州犬 子犬 出産情報

(643)

紀州犬・四国犬里親探し情報

(191)

柴犬里親探し

(126)

旅するバイク カワサキW650(甲斐鐵太郎)

(3)

計量が大好き人間のおすすめ商品

(8)

測ること、計量のこと、その雑感とエッセー

(36)

自動車とオートバイと自転車など

(17)

高尾山麓自転車博物館(高尾山麓にある自転車博物館)

(45)

高尾山麓にある自転車博物館による自転車と部品の記録と記憶(販売はしません)

(30)

私の履歴書「陸軍航空士官学校で終戦を迎えハカリ屋になった男の記録」鍋島綾雄

(15)

本日の気になるニュース

(105)

自転車情報

(36)

甲斐鐵太郎の上高地讃歌

(18)

伸子のブログ 旅行と写真ほか

(4)

音楽とオーディオ

(3)

安西正一(計量士)私の履歴書(計量計測データバンク)

(2)

バックナンバー

プロフィール


shunei-yokota

フリーページ

2017年07月01日
XML
私の履歴書 「陸軍航空士官学校で終戦を迎えハカリ屋になった男の記録」 鍋島綾雄(7) 分銅とおもりの独占企業  目次

 ハカリの錘おもりは銑鉄をキュウポラで溶かして砂型に流し込んで造るのだが、日本秤錘では普通の鋳物屋では使えないチンコロ(白銑)という銑鉄の3分の1の値段の材料を使って、しかも肌のきれいな錘を製造するという特殊な技術を持っていた。大正年間に先代が開発した技術だが、何しろ3分の1の値段の材料で、仕上がりもきれいだから全国何処のハカリ屋さんでも適わない。定量おもり・定量増おもり・分銅とも全国の需要を独占していた。

  戦後は物資不足の時代、即ち売り手市場だから物は造りさえすれば飛ぶように売れた。全国のハカリメーカーさんは、ハカリを造っても錘がなければ売ることができないので現金をリュックに背負ってすし詰めの満員列車を乗り継いで「日本秤錘詣もうで」にやってくる。景気のいいことこの上なく、給料は同級生の倍くらい、賞与は年4回であった。

  私は営業を担当させられた。売り手市場で大切なのは製品を造るための材料を集める仕入れ担当、即ち資材課の方が花形でそちらの方にベテランの優秀な人材が居た。北九州から闇のコークスを買い込んで貨車で運んで来るのだが、我々若手は早朝動員されて警察に見つからないように夜の明けないうちに工場に運び込む。

  一方、営業の方は営業とは名ばかりで、毎日検定が終わって上がってくる分銅や錘を全国の秤メーカーへ発送の手配をするのが主な仕事だった。錘が間に合わないと大変だから、メーカーさんは100個欲しいところを200個と注文してくる。こちらは注文数には到底生産が間に合わないから、そのメーカーのおおよその生産本数・生産台数を見抜いてそれに近い数量を出荷して、できるだけ満足して貰うようにしなければならない。営業ではそれを各メーカーへの「割り当て」と称していた。今の時代には考えられない嘘のような話だが、独占企業なるが故の実態だった。今の時代で言えばロードセルを独占して全国のメーカーに販売しているようなものである。

  この「割り当て」という仕事は長尾常務がやっておられたが半年もしないうちにすっかり私に任された。そのお陰で私は全国のハカリ屋の住所・番地・電話番号まで完全に暗記してしまったし、それぞれのメーカーの棒ハカリ・台秤・上棹うわかんのおおよその生産状況まで頭の中で把握出来るようになった。特殊な会社の特殊な立場のお陰で21才や22才の若さで全国のハカリ業界の地図に精通できて、これが私のハカリ屋人生の大きな財産になった。(つづく)






最終更新日  2017年07月01日 13時01分01秒
コメント(0) | コメントを書く
[私の履歴書「陸軍航空士官学校で終戦を迎えハカリ屋になった男の記録」鍋島綾雄] カテゴリの最新記事

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

Aaa@ こんにちわ New! 一次所得収支の推移をよーく見てからもう…

ニューストピックス


Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.