落合博満氏
佐々木郎希と白井球審のこと、落合博満氏が述べる言葉が一番よくできております。投手が最高の決め球として投じたアウトコース低めギリギリの速球です。たとえ少し外れていたとしてもストライクの判定をしてやるべきです。そうでないと投手は頑張れないのです。野球とはそういうものなのです。あれはストライクだった。
落合博満氏は次のように述べています。
あれは、白井審判の思い込みの強さじゃないのかな。佐々木がストライク、ボールの判定で、2、3歩前に出てきて、ニヤッと笑った。バカにされたんじゃないのか、という思い込みが強かったんじゃないのかな。とるべき態度ではない、あれは。ニヤっと笑ったというのが、バカにされたという感じなんじゃないの。自分の判定に不服があるのかというようにとっちゃったんじゃないのかな。あの日の白井審判は、ストライクをボールと言ったケースが結構あったんだ。オリックス先発の山崎颯の場合にもある。お互いにあるんだ。だからそこを表情一つ変えないでというのは、人間のやることだから、何であれがボールなんだよ、というあきれたような感じに取られたのかな。しこりは残るよ。残らないつもりでもどっかにひっかかるし、遠慮はあると思う。時間がかかるんじゃないのかな。現役を辞めるまで、いなくなるまで、続く可能性はあるよ。人間執念深いもん。毅然たる態度をとって、そこに居座ることが最善の策だったと思うよ。たったあのくらいで、ブチ切れちゃあ…。試合を運んでいく審判にしたら、ちょっと短気すぎたんじゃないのかな。