紀州犬メス犬シロ(白)物語(33)(執筆 横田俊英)
第33章 性格がよい犬ではあっても犬同士には相性がある (犬は親子ならそれが分かっていて仲良くするのだろうというのは人間の生活の延長から割り出した勝手な思い込みである。) 【写真】成犬になった紀州犬のメス犬。 紀州犬メス犬シロ(白)物語(33)(執筆 横田俊英) 第33章 性格がよい犬ではあっても犬同士には相性がある (犬は親子ならそれが分かっていて仲良くするのだろうというのは人間の生活の延長から割り出した勝手な思い込みである。) 1、梅ちゃんは夏ちゃんとどうしても上手くいかなかった 犬には相性というものがある。梅ちゃんは猫より小さな犬が鼻の先にきても知らん振りをしているほどの穏やかな紀州犬のメス犬である。 その梅ちゃんと相性の悪いのが「ナツ」(夏ちゃん)という紀州犬のメス犬であった。 夏ちゃんは埼玉県の友人から一時預かりして訓練していた犬で梅ちゃんより1歳ほど若い犬である。ナツは他の犬には厳しい犬であるためにこれが何とかならないかと私のところに預けられたのだ。私のところに居たもう1頭のメス犬やオス犬のムーちゃんとは平穏に過ごせるのだが、梅ちゃんとはどうしてもいがみ合う関係は改善されないままであった。 ナツ(夏ちゃん)は性格も良いし健康であるし、紀州犬としても容貌(ようぼう)も天下一品である。ナツは前の飼い主に戻されることなく新しい飼い主を探すことになり、申し入れがあってこの子の飼い主になったのが栗山清夫妻である。なぜあえて夫妻というかだが、夫婦そろって犬を心から愛する人だからだ。栗山夫妻のもとで夏ちゃんは愛情を一杯に注がれて飼育されており、紀州犬愛好家が目を見張る素晴らしい犬として成長している。 ナツの尾は巻尾である。 2、梅ちゃんは自分の子供のマルちゃんを受け付けない 梅ちゃんはナツ(夏ちゃん)と折り合いが悪かったが、同様に自分の子供のマルちゃんを受け付けない、マルちゃんは(マル)天真爛漫で祖父犬のムーちゃんに遊ぼうとちょっかいをかけるし、梅ちゃんにもそのようにする。ムーちゃんは何事もないようにこれを受け入れて一緒に散歩もするのに、梅ちゃんはマルちゃんを拒絶する。 そして梅ちゃん(ウメ)は父親のムーちゃんをも拒絶するのだ。 ウメとムーは一度として咬み合ったことはないし、ウメとマルとも咬み合ったことはないのだが私は万が一に事故があってはいけないのでウメは他の犬と一緒に散歩させることをしない。 犬は親子ならそれが分かっていて仲良くするのだろうというのは人間の生活の延長から割り出した勝手な思い込みである。梅ちゃんに限らずに紀州犬、や柴犬その他犬をみているとそのことがよく分かる。 犬を人にみたてて犬の気持ちを人の気持ちに重ね合わせて物事を単純に考えてはならない。犬には犬の心もようがあり、幸せであると感ずる状況があるのだと考えれ、人は一歩引いて人の気持ちではなく犬の気持ちになってみると、人と犬の関係は上手くいくように思う。 多くの人は犬を3ヶ月飼うとその経験を絶対化してしまい多くの人は一人勝手に犬の大家になってしまう。こうしたにわか大家の入れ知恵で犬を飼育すると得てして不幸が生じるのだ。 (掲載前に十分に読み返しておりません。変換ミスその他のことご容赦のほどよろしくお願いします) 氏名 横田俊英(よこたしゅんえい) 携帯 090-5580-8226 電話は携帯にお願いします 自宅 0426-85-2828 自宅は勤務と犬の世話で留守がちです 住所 229-0105 神奈川県相模原市相模湖町若柳641-6 e-mail: ??????@peach.ocn.ne.jp----横田俊英(代表取締役社長)(株)日本計量新報社東京都千代田区神田錦町3-11-8武蔵野ビル 〒101-0054電話03-3295-7871 FAX03-3295-7874??????@keiryou-keisoku.co.jphttp://www.keiryou-keisoku.co.jp/----- Original Message ----- From: >To: ??????@keiryou-keisoku.co.jp>Sent: Sunday, November 23, 2008 10:13 AMSubject: 23日の日記