人事院が公表する国家公務員の昇進事情(キャリアパス) 計量計測データバンク編集部
人事院が公表する国家公務員の昇進事情(キャリアパス)Promotion status (career path) of national civil servants published by the National Personnel Authority人事院調査によるⅠ種採用(総合職)職員の昇進(キャリアパス)(計量計測データバンク編集による)22歳(入省初年 採用時年齢) 本省A局A課係員24歳(入省2年目) 本省B局A課係員25歳(入省3年目) 本省B局A課係長27歳(入省5年目) 他省庁勤務(転任)29歳(入省7年目) 本省A局A課係長(転任)30歳(入省8年目) 地方公共団体勤務33歳(入省11年目) 本省課長補佐(複数の局をおおむね1年で異動)37歳(入省15年目) 特殊法人勤務39歳(入省17年目) 本省A局A課企画官41歳(入省19年目) 本省A局B課室長42歳(入省20年目) 本省課長(複数の局にまたがる課をおおむね1年で異動)50歳(入省28年目) 本省本省審議官51歳(入省29年目) 本省局長(A局、C局)56歳(入省34年目) 本省事務次官人事院が公表する国家公務員の昇進事情(キャリアパス)計量計測データバンク編集部人事院が公表する国家公務員の昇進事情(キャリアパス) 計量計測データバンク編集部手前が人事院、奥が厚労省と環境省が入る庁舎。人事院が公表する国家公務員の昇進事情(キャリアパス) 計量計測データバンク編集部霞が関の農林水産省庁舎(2022年1月25日撮影)人事院が公表する国家公務員の昇進事情(キャリアパス) 計量計測データバンク編集部霞が関の経済産業省庁舎(2022年1月25日撮影)(大見出し)人事院が公表する国家公務員の昇進事情(キャリアパス)(リード) 国家公務員の昇進事情はどのようになっているのか。人事院が発表している昇進(キャリアパス)は次のようである。現在は総合職と一般職に区分がわかれ、一般職は大卒区分と高卒区分がある。かつては一種が現在の総合職区分、二種が現在の一般職大卒区分、三種が現在の高卒区分であった。各省庁の昇進事例を観察すると総合職の昇進の速さは特別であり、一般職の昇進の速さとは段違いである。近年は総合職と一般職の仕事の区分の垣根が取れてきている。霞が関(本省)勤務の一般職と総合職の人数割合が近い省庁では一般職の管理職への昇進の事例が多くなっている。高校卒の一般職は基礎能力が高いこともあって大卒一般職に劣らない昇進のようすがみられる。課長職への昇進の事例を数多く確認できる。(見出し)人事院調査によるⅠ種採用(総合職)職員の昇進(キャリアパス)人事院調査によるⅠ種採用(総合職)職員の昇進(キャリアパス)(計量計測データバンク編集による)22歳(入省初年 採用時年齢) 本省A局A課係員24歳(入省2年目) 本省B局A課係員25歳(入省3年目) 本省B局A課係長27歳(入省5年目) 他省庁勤務(転任)29歳(入省7年目) 本省A局A課係長(転任)30歳(入省8年目) 地方公共団体勤務33歳(入省11年目) 本省課長補佐(複数の局をおおむね1年で異動)37歳(入省15年目) 特殊法人勤務39歳(入省17年目) 本省A局A課企画官41歳(入省19年目) 本省A局B課室長42歳(入省20年目) 本省課長(複数の局にまたがる課をおおむね1年で異動)50歳(入省28年目) 本省本省審議官51歳(入省29年目) 本省局長(A局、C局)56歳(入省34年目) 本省事務次官(見出し)人事院調査によるⅡ種採用(一般職)職員の昇進(キャリアパス)人事院調査によるⅡ種採用(一般職)職員の昇進(キャリアパス)(計量計測データバンク編集による)24歳(入省初年 採用時年齢) 管区官房(経理)採用係員26歳(入省2年目) (転任)本省大臣官房経理係員34歳(入省10年目) 本省係長(総務、人事)45歳(入省21年目) 管区専門官(人事)47歳(入省23年目) 管区課長補佐(人事)(配置換)48歳(入省24年目) 本省専門官(管理)(配置換)49歳(入省25年目) 外局課長補佐(管理)(転任)52歳(入省28年目) 本省課長補佐(管理、給与)(転任)53歳(入省29年目) 管区部長(総務)55歳(入省31年目) 本省準課長(人事)(配置換)57歳(入省33年目) 本省課長(見出し)山下清の方法で国家公務員の役職を理解する連合艦隊司令長官時代の山本五十六。(リード) 放浪の画家と呼ばれた山下清氏は社会のことを軍や兵隊にたとえて理解していた。どのくらい偉いのかということを軍人の階級になぞらえて説明を受けると納得したのである。この手法で国家公務員の役職が軍隊における役職のどの位置にあるのかを下に示した。2025年5月の起きた航空自衛隊のT4練習機の搭乗員は29歳の二等空位と31歳の一等空位であった。旧日本軍においては中尉と大尉である。国家公務員の幹部職の同年齢者はどのような役職についているのか。大日本帝国の海軍と陸軍のエリート軍人の階級と年齢。山本五十六(海軍大将)と東條英機(陸軍大将)。どちらも明治17年生まれ、同じ歳に海軍大学、陸軍大学卒。階級 山本五十六 東條英機 キャリア官僚の昇進と職階少尉 21歳 21歳 22歳 度係員(入省初年)中尉 23歳 23歳 26歳 係長(4年目)大尉 25歳 31歳 30歳 課長補佐(8年目)少佐 31歳 36歳 40歳 企画官(18年目)中佐 35歳 40歳 40歳 企画官(18年目)大佐 39歳 44歳 45歳 課長(23年目)少将 45歳 49歳 45歳 課長(23年目)中将 50歳 52歳 50歳 審議官(28年目)大将 56歳 57歳 52歳 局長(30年目)次官 52歳 54歳 55歳 事務次官(33年目)大臣 -- 56歳[注]「キャリア官僚の昇進と職階」は元経産省官僚の宇佐美典也氏の説明から引用。(申送り事項)新聞では組み方、編集が難しくなりますが、軍人ンと役人の枠を別建てにするなど工夫してください[参考]国家公務員と県庁職員の給与実態 次は2025年11月に拾った国家公務員一般職(本府省勤務)のモデル給与(年収)である。出所の記載がない資料であるが大体は事実に即している。(この項、2025年11月23日執筆) 人事院が公表する国家公務員の給与は低めに抑えられている。世間の公務員への視線は厳しい。それは羨望、つまり羨ましく思っていることの裏返しでありヒロユキが言うところの飯がうまくなるということと同じ。世間の風当たりを避けるために人事院が公表する公務員の給与は低くなる。 タクシーが午後6時には列をなして客待ちをする霞が関の官庁街であり、深夜労働が常態化している。従って80時間程度の月残業は普通に行われている。河野太郎の残業代全額支給の行政措置によって国家公務員の年間収入は実質面で向上している。 下欄の給与表のうち、25歳、主任(本省)5,350,000円は少し高めに表示されているように思われる。本省に主任という制度があるかどうか不明であり、通常は係員、係長、課長補佐、室長、課長の役職である。 人事院が公表している一般職の昇進事情は24歳がキャリアの出発点になっている。大学卒でも卒業年度に国家公務員に採用されているのではない事情を反映したものと想定される。 本稿執筆に当たり確かめた霞が関本府省勤務一般職の25歳以外は残業代を含めた年収は実態を反映している。残業を拒否するなどの勤務実態であれば一般に公表されている人事院の給与がそれに当たる。国家公務員一般職(本府省勤務)のモデル給与(年収)年齢 役職 年収25歳 主任(本省) 5,350,000円30歳 係長(本省) 6,439,000円35歳 係長(本省) 7,650,000円40歳 課長補佐(本省) 8,631,000円45歳 課長補佐(本省) 9,938,000円50歳 課長補佐(本省) 10,788,000円羨望(せんぼう)について 羨望(せんぼう)が「羨ましいと思っていることの裏返し」である、というのは一般的な解釈である。人が他人の成功や財産を羨む気持ちは、自分にはそれがなく、手に入れたいという欲求の裏返しとして現れる。ひろゆき氏(ヒロユキ)が言う「飯がうまくなる」という表現は、他人の不幸や失敗を知って、相対的に自分の状況が悪くないと感じたり、溜飲が下がったりすることで気分が良くなる、という文脈で使われることが多い俗語的な表現。これは、羨望とは異なり、他人の苦境に対する優越感や一種の快感を表している。 羨望そして「飯がうまくなる」(飯美味・めしうま)は、以下の二つの異なる感情や解釈を組み合わせている。羨望すなわち他人の成功を「羨ましい」と感じる気持ち。「飯がうまくなる」すなわち他人の失敗や不幸を喜ぶ気持ち(シャーデンフロイデに近い感情)。これらはどちらも人間の複雑な感情の一部である。宮台真司 25年前から東大法学部の上位層は国家公務員総合職ならない 宮台真司は堀江貴文とのYouTubeなどでの対談において、東大法学部卒の国家公務員総合職(キャリア官僚)になる者について次のような意味のことを述べている。 今から25年前からね、東大法学部のトップランキングの人達ってもう、そういうキャリア官僚にはならないわけ。かつては優秀な人材の多くがキャリア官僚を目指していたが、現在では東大などのトップ層が外資系金融機関(ゴールドマンサックスなど)や他の道を選ぶようになっている。キャリア官僚になっているのは平凡な中の上位層である。 事実ではあってもこの言葉で全てを説明できるわけではない。宮台真司は堀江貴文が試験で上位合格しても面接ほかを通じて国家公務員として採用される確率は高くはないと想定される。言動などに現れる人としてのそれは国家公務員向きではないから。県庁職員のモデル給与(年収) 地方公務員はのうち県庁職員(県庁、都府道庁)はどうか。首都圏である事例を実地調査した結果は以下の給与額は実際に近い。A、主任級で定年を迎えるモデル給与(年収)年齢 役職 年収25歳 係員 4,151,000円30歳 係員 4,538,000円35歳 主任 5,352,000円40歳 主任 5,776,000円45歳 主任 6,232,000円52歳 主任 6,437,000円B、早期昇格を繰り返したモデル給与(年収)年齢 役職 年収25歳 係員 4,151,000円30歳 主任 4,714,000円35歳 係長(課長補佐等)5,431,000円40歳 係長(課長補佐等)6,375,000円45歳 課長(室長等) 8,478,000円52歳 部長(局長、参事等)10,630,000円国家公務員の収入は残業代金に依存している 以上、国家公務員一般職(本府省勤務)と地方公務員のうち県庁(都府道庁職員)のモデル給与(年収)を調べた。国家公務員の収入が多いのは残業代金が大きいため。県庁も似ている。 民間大手あるいは優良企業の社員の給与と比較すると高いのか低いのかは定かではないが、給与が職業選択の第一義的選択要素となっている今の社会風土であるために、前川喜平は国家公務員は大企業並みの給与にすべきであると述べる。 就職機会に恵まれない若い人は年収200万円の水準にある。コンビニエンス・ストアで8時間働いたら週休二日として年収はどのくらいになるか。この領域の労働で人生を終えていく日本人は少なくない。70歳を超えた人々のスーパー・マーケットあるいはホームセンターでの勤務が増えている。このような老齢者が働く日本の社会を中国政府の幹部は驚愕の眼で見ている。 暮らす家が親から譲られ住宅費が低く抑えられれば年収200万円で暮らせるかもしれないが子育てには困難が伴う。 頭が爆発し眼から血が出る高収入職場を選択する東大法学部の優等生が造り出す日本社会を危惧する。[資料]【2025年最新】国家公務員の平均年収は640万円|職種別・年齢別の詳細データを徹底解説 | 伊藤塾コラム2025-11-27-promotion-status-career-path-of-national-civil-servants-published-by-the-national-personnel-authority-