リアス式海岸と鳥羽市浦村の牡蠣養殖 甲斐鐵太郞
リアス式海岸と鳥羽市浦村の牡蠣養殖 甲斐鐵太郞リアス式海岸と鳥羽市浦村の牡蠣養殖 甲斐鐵太郞鳥羽市浦村付近の海岸の入り江は波が穏やかだ。リアス式海岸と鳥羽市浦村の牡蠣養殖 甲斐鐵太郞浦村付近の海岸線には大規模ホテルが幾つも建つ。リアス式海岸と鳥羽市浦村の牡蠣養殖 甲斐鐵太郞大規模ホテルだ。近畿と中京地区から客が来ていた。リアス式海岸と鳥羽市浦村の牡蠣養殖 甲斐鐵太郞浦村付近の牡蠣イカダ。小さなホテルは休業中だ。リアス式海岸と鳥羽市浦村の牡蠣養殖 甲斐鐵太郞三重の平地の稲の実りは早い。8月23日には色付く。リアス式海岸と鳥羽市浦村の牡蠣養殖 甲斐鐵太郞(本文) リアス式海岸は牡蠣(かき)の養殖に適している。リアス式海岸は川が数多く流れて多くの谷がある陸地が沈降してできたとされていたが、最終氷期が終わったために海水面が上昇したことによるものだと解釈が変わった。リアス式海岸の複雑な地形が形成されたのは沈降のためなのか隆起のためなのか、にわかには判別しがたい。普通の人が論理を組み立てても推察できない。 昔は沈降海岸だとされていたのが、いまでは海面が上昇したために出現した地形であることになった。これにより沈降から沈水に表現が改められた。隆起海岸と回答して最悪の評価点になった悔しさをおぼえている。これは論理ではなく、そのときどきに決められていた知識の記憶の問題だった。隆起もせず、沈降もしなかったのがリアス式海岸の正体であることがわかってすっきりした。 渥美半島からフェリーで鳥羽に渡った。鳥羽の浦村の民宿で食事をした。ゴーツー・トラベルの恩典があったから3割引の宿だ。浦村は牡蠣(かき)の名産地である。季節になれば牡蠣の大判振る舞いと魚の刺身で満足できる。大きな宿の安売り宿泊ではスーパーマーケットの魚より品質の劣るのがでる。コロナウイルス騒ぎの真っ最中の4月、5月には東京の魚屋に伊勢エビが並んだ。スーパーでも販売された。閉店間際に半額になった伊勢エビの刺身を食べると鳥羽市の大きな宿のよりも美味かった。 前日は渥美半島の田原市の民宿に泊まった。民宿の食堂は一般客をいれる飯屋であった。名物の大アサリと岩牡蠣(いわがき)を別注した。大アサリはアサリの大きいのではなく別種の貝であった。岩牡蠣は値が張るだけが特徴で私には三陸の生牡蠣(なまがき)の味が好みである。食事は満足でありフェリーの割引券のおまけが付いていた。渥美半島は太平洋側が洪積台地であるために高く、三河湾に向かって低くなる。太平洋側は波による浸食を受けている。内側に三河湾、知多半島を境に伊勢湾が形成されていて、太平洋側は遠州灘である。 伊良湖岬からでるフェリーの旅によって急ぎ足の動きが止まる。もう少しゆるりと旅行を楽しまないか、といわれているようだ。 リアス式海岸と鳥羽市浦村の牡蠣養殖だが、浦村付近のホテルは軒並み開店休業か廃業の状態にある。大きなホテルが営業していないのは寂しい。せっかくの施設がもったいない。日本の人口減少と宿泊旅行の減少がもたらすものだ。昔の栄華を偲ばせるホテルをみながらの伊勢の海岸の散策をした。 鳥羽市の人口は1960年代3万人を超えていた。2010年には21,435人に減少し、減少は加速している。平成22年(2010年)国勢調査による就業者人口は10,866人で、産業別には第1次:1,325人、第2次:1,814人、第3次:7,100人、分類不能:627人となっている。大半の人が人へのサービスなどに従事し、少しの人が生産労働をしている構造だ。2020-09-15-rias-coast-and-oyster-farming-in-uramura-toba-