五感食堂

2005/10/25(火)09:09

勝手に新旧割烹ランチ対決: 銀座「喜かね」VS 新橋「つる半」

新橋/銀座/虎ノ門周辺(133)

ネットでほとんどひっかからない両店です。 銀座「喜かね(喜は七が三つ)」は銀座7-5-16秀芳ビルB1。オープンは今年の5月頃、ランチは先週から始めたお店。 白木の自動ドアを開けると、白木の明るい店内で、ダイニングバー風いでたち(白いシャツに黒いパンツ&黒い前掛け)の若い女性に応対された。カウンター・テーブル席・座敷どちらでも、ということでカウンターへ。 メニューは、刺身定食・焼魚定食・天ぷら定食それぞれ1,000円。回りを見ると、焼魚(鮭の西京焼)と天ぷらばかり。てことは、刺身でしょう、と注文。 カウンターには、配膳の為のお盆がずらっと並び、その向こうには板さんが2・3人、フロアーには店長さんらしい年配の方と先程の女性、と余裕ある人員。 私の目の前には、オシボリに箸置きと割り箸・・・この割り箸が安っぽい店名も入っていない物でガッカリ。何か事情があったのかもしれないが、銀座の割烹でそれは無いだろうと思ってしまった。 暫くして出てきた定食は、マグロ赤身・鯛・平目(?)のお刺身、卵焼き、胡麻和え、お新香、赤出汁、ごはん。お刺身の見栄えはいいが、鮮度は・・・。ごはんも特別に美味しいと感じる程ではない。この平凡さではリピートは難しい。夜の宴会メニューチラシを精算時に渡されたが、ここでふぐは・・・。 新橋の「つる半」は、新橋SL広場裏の路地を入っていった右側、風俗店の隣です。かなり年季の入った木造の建物です。一瞬、敷居の高そうな雰囲気ですが、全くそんなことはありません。ガラガラっと戸を開けると、カウンターの向こうの親父さんが、いらっしゃいませ、と声をかける。店内も年季が入っており、こげ茶色でやや暗い感じ。細長いカウンターにはお盆がきちんとセットされている。メニューは、お刺身定食・焼魚定食・天ぷら定食で、焼魚はその日によって種類があります。私は、えぼ鯛の西京焼にしました。 カウンターの向こうには、親父さんと奥さんの二人だけ。狭くて細長い調理場で、親父さんが奮闘している。 焼魚定食にはちょっとしたお刺身が付く、それが結構美味しい。更にご飯が美味しい。昼でも必ず常連さんが来ているようなお店である。飛びぬけて美味しいなんてことは無いし、並んで食べるなんてことは皆無であるが、それなりに落ち着ける空間である。 結果:どちらも頑張って頂きたいのですが、年季がものを言って・・・「つる半」の勝ち。

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