足立美術館
先週お客様のところへお伺いしたら、以前、足立美術館に行かれたのだがもう一度行きたいと言う。足立美術館は、安来市出身の実業家「足立全康」氏が個人蒐集した美術コレクションを基に、昭和45年に創設された美術館。横山大観コレクションをはじめとする名画の数々に、海外の雑誌で日本一の庭園と称された枯山水式の庭園が、常に来館者を魅了し続けています。TEL:0854-28-7111■庭園枯山水庭、白砂青松庭、苔庭、池庭など、13,000坪の広大な日本庭園は四季折々の美しい佇まいを見せてくれます。この日本庭園は、米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の庭園ランキングで日本一に選ばれ、海外でも高い評価を得ています。■名画横山大観、竹内栖鳳、川合玉堂、富岡鉄斎、榊原紫峰、上村松園等々、近代日本画壇の巨匠達の作品約1,300点を収蔵し、特に、約130点を数える横山大観コレクションは有名で、年4回展示替えを行い、四季ごとに特別展を開催しています。■陶芸陶芸館には安来が生んだ陶芸家「河井寛次郎」、稀代の料理人で陶芸家としても知られる「北大路魯山人」の作品や、魯山人の料理の世界をイメージした料亭風の展示などもご覧いただけます。河井寛次郎安来生まれの陶芸家(1890年~1966年)。旧安来市の名誉市民。生涯一職人であることに誇りを持ち、文化勲章、人間国宝、芸術院会員の推薦も辞退し、作品に署名せず、ひたすら自らの創作活動に打ち込んだ清々しいまでの潔さ。まさに「歩いた跡が道になる人」だったそうです。作品並びに人となりに接することの出来る所は、島根では、ここ安来市の足立美術館のほか、島根県立美術館などでご覧いただけます。良いものは、良いのだろう。