★No021003 テンビン
【トンボのハンドメイド】
《籠釣り用天秤編 全遊動式二穴型》

= 全遊動式天秤(長さ30cmタイプ) =
制作に至るまでの経緯は、
単純に魚とのやりとりを楽しむため・・・
これまでも自作天秤(コマセ籠直結タイプ)を使用してきたが、自分は重めのコマセ籠を使用しているためイマイチ魚とのやりとりが楽しめなかった。
pointはセル玉付きヨリ戻し部分が、最初の道糸を結ぶ部分の天秤の穴からはセル玉は通らないが、天秤中央の穴や最後尾の穴はセル玉が通り抜けるように作ることである。(そうしないと全遊動式天秤にはとは言えない)
写真例ではゴムクッションを使用しているが、現在はホンテトロンを結びこれにハリスを直結びをしている。
シマアジとかマアジ狙いならこのverで十分だが・・・、大型魚が掛かるとゴムクッションでは歯が立たず、いとも簡単に伸び切れてしまう苦い経験をしてるのでもうゴムクッション仕様は廃棄した。

= 天秤作りの材料と工具 =
天秤制作に必要な材料は…
・ステンレスバネ線0.8mm×30cm(天秤腕用)
・ステンレスバネ線1.0mm×30cm(天秤軸用)
・ステンレス線0.23mm(接合部分養生用)
・ゴムヨリトリ 緑(半田部分養生用)
・フラックス及びステンレス用半田
注)ステンレスバネ線はホームセンタ等には30cm切り売りの物しか置いてありませんが、東急ハンズ等には100cm物がある。
(お得用は100cm物)
天秤制作に必要な工具は…
・ペンチ
・丸ペンチ
・半田ゴテ
ゴムクッション制作に必要な材料は…
・セル玉(小)
・セル玉(特大)
・PEライン5号
・ゴムクッション(各号50cm)
注)ゴムクッションは狙う魚により径を変えると良いでしょう。
(径1.5mm×50cm、径2.0mm×50cm、径2.5mm×50cm)

天秤一組みを作る所用時間は約一時間位でしょうかね。
慣れてくればまとめて幾つも短時間に作れます。
興味のある方はお試しくだい。
= 2012.01.18 up =
《籠釣り用天秤編 天秤用リード》
ステージが秋磯からの「沈み根」「溝狙い」の障害物の多い釣り場用の天秤リード。
根掛かりも多くなりゴムクッションリードでは伸びるため根掛かりを切るのに苦労する。
それともうひとつ重要なpoint!
稀にこの沖溝にはUMA魚が入り込んでくる。
クッションゴム製では歯が立たないから・・・
= 2014.10.23 UP =
《籠釣り用天秤編 全遊動式 ハリス直結型》
天秤用リード型(「沈み根」「溝狙い」の障害物の多い釣り場用の天秤リード)ではなく、
比較的に障害物の無い釣り場でのハリス直結型。
この場合、使用するハリスは頑丈なホンテトロン5号以上を使用している。
= 2014.10.23 UP =
《籠釣り用天秤編 全遊動式 一穴型》

= トンボ作 遊動式天秤(一穴型) =
2018.05.01 南房磯で知り合いの籠師から天秤のアドバイスを受けた。
天秤はシンプルで短い方が
「飛ぶ」&「絡まない」
見本に頂いた
「特化天秤」を当夜使用してみた。
小さくてシンプルなのに何故か当夜使用していた長ハリス、一度として天秤や羽ウキに絡まなかった。
この「特化天秤」は駿河在住の籠師の手作り品でご当地では籠釣り師では人気アイテムらしい。(写真掲載は製作者の承諾を得てないため省略)
早速、頂いた「特化天秤」を見本に長年に亘り愛用している「自製遊動式天秤」を見様見真似でミニ改造版を試作してみた。
これまで天秤の腕部分は固定していたがクルクルと回転出来る様にしてみた。そして腕の長さをこれまでの1/5と短くして遊動穴も二穴から一穴にした。カゴ装着部分は見本品の様に上手に作れないのでこれまで通りアメリカンフックをハンダ付けした。
なんか昔 使っていた底物仕掛けの天秤みたい。
こんなんで大丈夫か?
= 2018.05.08 up =
《籠釣り用天秤編 改良直結式型》
徳用ゴムクッションを仕入れて籠テンビンを自製する様になり、2019年より籠テンビンも少し変更した。
前品、遊動式天秤(一穴型) はゴムクッションを遊動式としているため、アームは縦ステン棒に溶接固定している。そのため、仕掛け回収した際はその都度、アームを下向きかどうか確認してからコマセを入れるひと手間かける必要がある。
投入回数が多いので結構それが面倒・・・。静岡方面で愛用されているものはアームが固定式ではないことから、自製品もアームを遊動式にしてゴムクッションの方を固定式に改良した。
= 2020.01.06 up =