★No021010 サヨリ転倒ウキ籠無し
【トンボのハンドメイド】
《サヨリ転倒ウキ 籠なし編》
サヨリ釣りは大昔から安藤式転倒ウキを愛用しています。
足元に鰯ミンチを海水で溶かして撒き、鰯脂の道筋を作りサヨリを寄せると言った釣法。
一方、ウキ用にオキアミミンチをベースに配合剤を入れて〜
耳たぶぐらいの柔らかさにして下部のリング籠に”トントン”と押詰めて投げると言うfont style="font-size:20px;" color="#D895FF">Wコマセ釣法です。
大体 一時間もこのWコマセ釣法を駆使すればサヨリは寄ります。
ただ問題点がひとつ・・・。
招かざる客の河豚
も寄せてしまいます。
サヨリ釣りの針は小さいので河豚等は平気で丸のみして、針が何本あっても足りないほどになります。
鰯ミンチは足元に入れるが、転倒ウキを投げ入れると素早くこちらの方にも集まり、終いには離れなくなります。
一般的な「飛ばしウキと当りウキ」のサヨリ仕掛けは、流れに逆らって引き釣りをするので河豚にやられませんが
元来、籠付き転倒ウキは潮に乗せ、風に乗せて仕掛けを流し、寄って来たサヨリが付け餌を咥えた時に出る微妙な当たりを間髪入れずに合わせて針掛かりさせる特殊なウキですから、引き釣り(誘い釣り)をすると倒れてしまいます。
そこで一考!!
「籠なし転倒ウキ」を製作しよう〜
使用した材料等は・・・
◯中通しウキ大×1、小×1
(磯での拾物)
◯円錐ウキ大×1
(昔使用していた物)
〇ステンレスバネ線1.0mm
〇ソリッド2.0mm
〇リリアン糸
〇ゴム管
*瞬間接着剤
*塗料類etc
全部で三本作りました。
(左)ソリット長19cm、重量;11g
(中)ソリッド長;29cm、重量;16g
(右)ソリッド長;30cm、重量;22g
左の小型を除いてソリッドに付いてる二個のスリーブは、上下の移動によりトップバランスの微調整可能です。
南房釣行でフィールドテスト済です。
潮目さえ読み切れば足元に入れるコマセだけで十分にサヨリや餌盗り魚も足元に寄せられます。
そのため付け餌や針も取られることが少なくなりました。
また転倒ウキはスリム形状なため遠投も効き、サヨリを掛けてからの取り込時の抵抗も殆どないです。
厄介な餌盗りを避けることもでき短時間釣行の割には満足の行く釣果が得られました。
= 2016.02.25 up =