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☆No021017 外ガイド竿 穂先折れま専 プチ改造編

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【トンボのハンドメイド】
《外ガイド竿 穂先折れま専 プチ改造編》


釣り竿のトラブルで一番多いのが穂先のポキッツ!

これは外ガイド竿独特のもの。インナー竿では殆どおきない事象である。
何故なら、インナー竿内径には・・・スパイラルチューブ状のガイドが入っておりこれがかなり頑丈に作られており多少、岩にブツケても折れることはない。
折れるとすれば、加重オーバーかご等を使い投げた場合だ。この時は大概、二番か三番竿が折れる。穂先が折れることはない。

例題はかなりの年代物NFT磯竿 BASIS極翔5号を以前、修理した事例データがあるので紹介しよう。




・トップガイド内に折れた穂先残骸をドリルで掻き出す
       ↓
・間違っても切り出し工具等で穿りしてトップ径を広げないこと。(広げてしまった場合、二番ガイドが収まらなくなる)
       ↓
・穂先内径に合うステンレスバネ線を選定、50mm切り出す。(バネ線は反発力に優れており穂先養生には最適)
       ↓
・トップガイド内径との隙間はリリアン糸が使い易い。
       ↓
・瞬間接着剤で固定する。(センター出し微調整するのにジェルタイプの方が扱い易い)

こんな感じで僅か数十分で修理ができる。勿論、材料が揃っていればの話だが・・・
修理前より強靭な穂先に変身するのでもしもの場合は参考になれば。。。。






       








春先にG社製カゴスペシャル4の新品を仕入れた際、フィールドテストをする前に施した。
(施行手順は前の穂先修理手順と殆ど同じのため写真は省く)

・穂先部分を少し火で炙りラジペン等でトップガイドを引き抜く(真っ直ぐ抜き、絶対に捻らないこと)
       ↓
・ステンレスバネ線の1.2mmを50mm~100mmを切り出しておく
       ↓
・トップガイドを差し込む側に生糸を往復巻き補修する
   (トップガイドと養生バネ線との隙間によるガタツキ防止策、穂先側径は1.2mmでほぼぴったしで巻かない)
       ↓
・後はアロンアルファ液を付けて元位置に戻す
       ↓
pointは穂先の跳ね返り特製を損なわないためにステンレスバネ線を活用した。
普通のステンレス線ではバネ特性がなく穂先養生には不向き。


これで多少、竿先を "コツン" と岩などにぶつけても 少々のことでは折れることはない。
しかし、新品竿をいきなり、分解するのは・・・かなりに勇気がいるよ
お気をつけ遊ばせ~
 
                  = 2017.07.10 up =






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