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テーマ:潮騒の唄を聴きながら~(566)
カテゴリ:日々雑感
today diary
富山の観光地に上げられるベスト3に「黒部渓谷」がある。 黒部渓谷の玄関口にあたる「宇奈月温泉」は、車利用なら北陸自動車道から30分圏内。 電車では北陸本線の黒部で桜井電鉄に乗り換え、30分で終着駅の宇奈月温泉駅。 実家からは車で20分弱と近い。 学生の頃、悪友とよく遊びに来た。 隠れ家的な存在の小さなお土産屋、遊戯屋、喫茶店、芸子屋などがある。 彼女ができたら、二人っきりのデートは黒部渓谷巡りのトロッコ電車 これが当時の若者の間では流行していた。勿論、知り合いに出会う事はまずない。 学校のある町からは20km以上も離れているため、生活指導の先生もここまではやって来ない 日本海側の町は押寄せる開発の波にさらされ、町興しも選挙公約の一つ とりわけ今目立つのは北陸新幹線の工事で、高速道路沿いの観光施設(健康ランド等の娯楽施設)。 そして国道沿いには、大型ショッピングセンターや公共施設が移動して、田園風景と合わない。 ここ宇奈月温泉街は、写真のように少しレトロな感じで昔も今も町並は変わらない。 当時、溜まり場的な「喫茶 モーツアルト」も踏切の側に今も残っていた。 何十年ぶりかで入ってみた。店のレイアウト、曲…あの頃にタイムスリップしたかのようである。 何もかもが同じであった。 違うのは自分が年輪を重ねていたことと、家族連れであったことである。 温泉街の一等地は渓谷に面した崖っぷちである。 その中ほどにあるホテル横の長い階段を降りて行くと河原に出る。 雪解け水に1分と手を入れていることはできない。そんな冷たさである。 沢の残雪から溶け出して集まった水は、太陽で温められた岩肌をぶつかりながら流れる。 かき回されたり、滝から落ちたり…そうして流れて水温は幾分温む。 窮屈そうに渓谷を通り終わり、「愛本橋」と呼ばれる場所から平野に流れる。 ここからは釣り人達も姿を見る事が出来るが… 何せ水温が低いため石に付いた苔が育たないため、ここで棲む鮎達は痩せている。 もう少し下流にまで下がると幾分か型は良くなるが、それでも水温は15℃以上はない。 暦で言う『210日(にひゃくとうか)』とはこの地に台風が一番、やって来る。 護国豊穣、無病息災を祈念して『風の盆』が街中に流れ、踊り手がねり歩く。 この『風の盆』は八尾町が元祖であるが、ここ宇奈月でも「越中おはら宇奈月」と称して8/25~8/31に行われる。 離れて暮らす恋人達が再会を約束する季節と場所である。 part4に続く…。 ブログランキング釣り部門でに参加中! 順位は100位台をうろちょろしてます。 当hpも掲載中! thank you お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月20日 07時48分46秒
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