2012/02/24(金)12:44
春を知らせる 梅一輪
today diary
『 梅一輪 ・・・
一輪ほどの
暖かさ 』
= 服部嵐雪 句 =
梅の花が一輪また一輪と咲くにつれて、
気候も少しずつ暖かさを増す・・・待ちこがれる春です。
近所の庭師の庭木畑には沢山の植え木が植わっていてその中で一番本数の多いのはハナミズキで次が梅である。
今週、ちら見して来たところ紅梅が ”ぽっつ ぽっつ” と咲き出し白梅の蕾は堅く閉ざしたままといった塩梅・・・。
この冬、例年ない寒さのせいでしょうか
春が待ち遠しいです。
ではよい週末を~
【 豆知識 梅に係わる語源いろいろ 】
☆「梅は百花の魁(さきがけ)」
年のはじめ、梅があらゆる花の先頭を切って咲き、春を告げることをいう。
☆「いい塩梅(あんばい)」
昔は、酸味と塩味で料理の味を引き立てる「梅酢(うめず)」が調味料として使われていました。
そのことから「塩梅(あんばい)」という言葉は料理用語として使われていた。
☆「花も実もある」
春に先がけて花が咲き香り、実っては健康食品として役立つことから、この花は「梅」を指すのではないかと思われます。
筋も通り、情味も備わっていて、手落ちのない人物を「花も実もある」とたとえる事もあります。
☆「歳寒三友(さいかんさんゆう)」
松・竹・梅は、三つの等級を表す場合によく使われます。
松と竹は冬の寒気に耐えて緑を保ち、梅は寒さの中、百花に先がけて花を咲かせることから言われたそうです。
☆「梅は蕾より香あり」
才能のある人や大成する人は、幼い頃からそれが現れること。
蕾の時からよい香りを漂わせる梅にたとえた。
☆「梅に鴬」
仲の良いもの。調和して絵になるもの。
同じ意味で「梅に鴬、柳に燕」がある。
☆「梅と桜を両手に持つ」
良い物を両手に持つ、ということで、良いことの上に、さらに良いことがあること。
「両手に花」と同じ意味。香りのよい梅と、見た目の美しい桜をセットにしたもの。
☆「梅木学問」
梅の木は、成長は早いが、大木にはならないことから、にわか仕込みで不確実な学問のことを言います。
反して、楠の成長は遅いが、大木になることから、少しずつ着実に積み重ねた学問のことを楠学問(くすのきがくもん)と言います。
☆「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」
梅は枝を切ると、切り口から小枝が密生し、枝振りがよくなり、よく伸びて花をつけ、実を結ぶが、桜は枝を切ると、木の勢いがなくなり枯れやすいという戒め。
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