潮騒の唄を聴きながら…

2021/11/25(木)11:47

トンボ亭 本日のお品書き~赤カブの甘酢漬け

男の手料理(345)

today diary 田舎にいた頃の話・・・ 生家稼業は酪農だったため田畑の殆どが牧草地で 四季を通して辺り緑一面の環境で育った。 秋口にはその牧草を一家総出で刈り取り サイロ(コンクリート製 井戸)なるものに詰め込み 上から重し石を載せて空気を抜き圧縮保存する。 牧場に細長い建造物が建っているサイロ 北海道旅行された方なら目にされたのではないかな。 父親が作ったのはサイロを地上じゃなく地下 その方が場所もとらず管理維持も楽である。 乳牛の主食はエン麦・小麦等の穀類だが 副食に与えるのは岩塩や大量の牧草。 肉牛とは異なり乳牛は乳を沢山出すことが目的のため 太り過ぎない高カロリーな食べ物は与えず、 一年を通して牧草は必ず与える。 ただ冬場は乾燥牧草だけでは搾乳量が落ちるので そこでサイロ詰め半生牧草を与えることで これまでの様に乳の出も維持される。 『先人等の知恵』である。 父親は牧草を刈り取った空き地に赤カブの種を撒いて 冬季に掘り起こし少しでも生野菜でもと工夫していた。 乳牛に与えている赤カブは 赤ちゃんの握りこぶしぐらいで小さなもの。 食用白カブ(普通のカブ)の様に煮ても美味しくない。 (子供の頃の自分の感想) ある日、母親がこの赤カブを「甘酢漬け」にして 御新香代わりにして膳に出してくれた。 しかし、子供の自分には… 色具合がグロテスク(真っ赤)で手が出なかった。 前置きが長くなったが、ここからが本日blogの本題~ 先日、久々に義母さんの顔を見に出掛けた際、 畑から大根、葱を採った序に赤カブ 三個だけ抜き頂きて来た。 山の神さんはサラダにしてはどう の提案… だが脳裏にはあのカブ臭さが未だにあり却下 もしかしたら 今ならあの甘酢漬けが食べれるかも。。。        赤カブの 甘酢漬け 適当な厚さにスライスして塩もみし 水分を取り除いてから”砂糖+米酢”を混ぜ 空き瓶に入れて冷蔵庫に保存。 翌夕、瓶から取り出し膳に出した。 そうそう この色だ 丸で食紅で付けた様な真っ赤~ ちょっぴり甘酢っぱくて ”コリコリ”食感は 意外にと好評だった。 子供の頃に苦手だった大人が好む食べ物が 歳を重ねたことで食べれる様になることも多い。 自分も美味しく頂きました 当HP内の文章及び画像の著作権は当管理者に帰属します。 無断で複写・転載・使用することを固く禁じます。 ★blog等への『騙り投稿』『誹謗・中傷投稿』はお断り致します。 またblogコメント投稿者同士のやり取りも荒れ防止のため禁止致します。 それとおぼしき投稿と判断した場合は当管理者権限にて削除致します。 尚、該当者ドメインは当管理者で把握しておりますので以後、 当サイトへの投稿規制処置をさせて頂きますのでご承知おきください。 thank you トンボが今は亡き大先輩から譲り受けた座右の銘 『釣りは 寂しさを感じずに 孤独を楽しめる ただ ひとつの遊びである』 当hpも掲載中!

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