長浜土人形そのニ(島根)もう一つの長浜人形のご紹介です。長浜土人形が岩本、日下の両家で制作されているの前回ご紹介しました、が、再度資料を調べまして前回の作品が日下義明氏の作品、そして今回の作品が岩本竹山氏の作品であることが分かりました。 日下家の躍動感あふれる作風も独特ですが、この岩本家の作品もまた、十分に個性的です。 常滑や、博多の形に近い物もあるようですが、写真の作品は長浜らしい開いた耳を持ち、色使いもシンプルなのは同様ですが、鋭さは無く、やや離れて見える目が優しいのが特徴といえるでしょう。 高さ約20cm、 目の書き込みが他には見られないものです。 長浜人形の起こりは、古く朝鮮半島からの渡来者によりこの地の良質な土によって素焼きの人形が作られたのが始まりとされております。 猫の色は白だけの様ですが、前垂れが浅緑の物もあります、長浜の色は、 オレンジと緑の組み合わせということが出来そうです。 同じ長浜でもこのように、作風は異なりそれぞれに個性を発揮している、同産地で作風の異なる数件が制作というのもここ最近では少なくなったようです。 福次のレア度☆、 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|