猫探訪張子編 いせ辰張子(東京)撮影の済んでいない一部の土人形を残しておりますが、ここからは全国各地の招き猫張子編の始まりです。まず始めにご紹介するのは、東京の老舗、いせ辰で売られている張子。 江戸張子などとも呼ばれておりますがあえて「いせ辰張子」として紹介させていただきます。 東京近郊にお住まいでいせ辰の名前を知っている方でも、招き猫の存在は意外と知られていない様で、この品を手に入れるのも関東方面の知人に頼んだのですが、なかなかうまく伝わらず、どうにか招くことが出来たのが、写真左の「だるま抱き招き猫」だったのですが、、 実は、その数年前(年度は定かではありません)から、作者が変わったのか、それとも時代がそうさせたのか、、、ともかく顔が変わりまして左のような、よく言えば愛嬌のある、悪く言えば漫画っぽい顔になっておりまして私のほしかった顔はすでに作られていなかったのです。 ものの本で見知っていた猫は写真の顔です。 好みにもよるでしょうが、右の猫のなんとも味のある顔、今はもうないのが実に惜しい物です。(強く復刻を望みたいものです) ともかく、いったんはあきらめたものの、ずーと気がかりで、探しておりました所、某オークションで写真右の品を発見、どうにか競り落とした物です、全体にくすんではいるものの、実に良いお顔で満足しております。 もし昔顔のいせ辰張子をお持ちでしたら大切になさってくださいね、ある意味廃絶玩具ということも出来ますので、コレクターには大変価値のあるものだと思います。 二点とも高さ約15cm、大型のものもあったようです。 福次のレア度、左☆、右☆☆☆、もちろん個人的な意見です。 |