自分の全てを捨てて重度障害施設に命を懸けた一人の男のお話です。名前をAさんと仮名にしてお話致します。Aさんは小さい時から複雑な家庭に生まれ育ち、家族愛にも恵まれずに育ってゆきました。丁度中学生ぐらいから暇があれば図書館に通い多くの書物を読んで勉強をし、将来は福祉の仕事に自分自身が従事する事を心に硬く決めました。学業を終了してからAさんは迷わずに福祉の仕事に入り、全て自分の時間を費やし睡眠時間さえも短縮し無心に仕事をするのが日課でした。あまりにも自分自身の体をを過酷にする為に、心肺機能が低下して病院に何度も入院を余儀なくする事もありました。そんな時に偶然にある機会にAさんとお会いする事ができました。初対面から話が合い・・昔からの知人みたいだね・・とお互いに意気投合しました。何回かお酒を呑んだ時にAさんは目頭を熱くして・涙を流しながら・自分は重度障害者の人達に何度も何度も助けられて仕事をさせてもらて・自分からは全員が神様に見えると話してました。ある時にAさんが自分の施設から他の施設に移動した子供に会いに行くと、その子供はAさんの健康状態が悪いのを心配してノートに自分の気持ちを書きました。この子供は言語にも障害があるので、話すときはいつも筆談です・・”先生の病気を全部私の体に頂戴・・私は障害がたくさん自分の体の中にあるから平気・・先生が元気になれれば私は幸せなんだ・・・。Aさんはこの筆談で、恥らうことなくその場で自分胸が熱くなり号泣してしまったと話しました。そんな話を私が聞て・・しばらくしてから急にAさんの健康状態が悪化して天国に召されたと知人から聞かされた・。素晴らしい生き方をされたAさん・・今でも多くに人達に天国より愛の波動を送っている・・そんな気がしてなりません。
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