カテゴリ:将棋
将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第2局が18日、石川県金沢市「北國新聞会館」で行われ、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖)が渡辺明棋王(名人)を132手で下し、2連勝。棋王奪取と史上最年少6冠にあと1勝。第3局は3月5日、新潟市「新潟グランドホテル」で行われる。 MISIAのライブの開始直前までと終わってからも終局までAbemaで拝見。 渡辺さんにも勝機があった。藤井君が65手目 ▲4四香打を受けて打った66手目△ 4三歩打の次の67手目 が渡辺さんの最大のチャンス。実戦は67手目 ▲4八金としたが、ここは▲2四歩としたかった。藤井君はおそらく△2九龍、もしくは△4四歩としたと予測されるが、いずれも▲2三歩成で渡辺さんが必勝形になりそうだった。 形勢が離れ出したのは藤井君の96手目 △3五同歩に対する渡辺さんの次の1手。実戦は97手目▲3四角打と王手したが、ここは玉周辺の金を狙う▲5四桂と攻める手が優ったか。折角、95手目 ▲3五桂打と角道を止めるために桂馬を犠牲にしたので、ここは▲5四桂と飛びたかった。 97手目▲3四角打に対して「王手は追う手」といわんばかりに△6三玉と藤井君はかわした。玉竜接近となったが、竜が玉を守り最終盤この竜が渡辺玉の詰みに繋がってしまった。 ABEMAで解説を務めた深浦康市九段が藤井竜王が終盤104手目△2四角打ちで見せた角2枚の連携から詰みに繋げた構想力を高く評価。飛車による角取りを受け、渡辺玉を睨む、この角打ちを「ロマンのある手」と深浦さんがコメント。ここら辺りから藤井君が優勢から勝勢になる流れ。しかし、マダマダ激戦が続く。1手間違えば奈落に落ちる、際どい勝負だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.02.20 16:20:03
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