カテゴリ:落語
![]() ダブルヘッダー第2試合は兼好さんと萬橘さんの二人会@SHIBUYA PLEASURE PLEASURE! 兼好さんの1席目は「芋俵」。おそらく兼好さんの「芋俵」を高座でお聴きしたのは初めて。三三さんと一之輔さんの「芋俵」はお聴きしたことがあるが、「軽妙さ」を全面に押し出した感じで気楽に聴ける。3人目の与太郎を仲間に引き入れるあたり、もう少し長めに三三さんと一之輔さんは口演されたと思うが、兼好さんは実に短めに。 萬橘さんの「親子酒」は息子視点の親子酒B面。父親視点の「親子酒」は随分聴いてきたが、このバージョンは初めてお聴きした。酒乱の息子が大事なお客様を脅して酒をセビル様がこの落語の白眉。面白い。尊敬する兼好さんと2人会に得意のネタをぶつけてきたかと思う。 続く萬橘さんの「手水廻し」。宮治さんの高座か配信で聴いたことがあるネタだが、宮治さんの「手水廻し」よりも数段面白い。兼好さんと2人会とあって、捨て身の熱演。 兼好さんの2席目、ガマの油売りの口上が出て来たので、「をを、兼好さんの蝦蟇の油か。お聴きするの初めて」と思ったが、仇討の話に展開。1回か2回かお聴きしている「高田馬場」。意外と筋を忘れているもの。志ん朝さんは40分くらいの長尺だが、およそ半分強の短めの尺に圧縮。濃い内容。 2024/6/10(月) 第三十八回 渋谷道玄坂寄席 三遊亭兼好・三遊亭萬橘二人会 三遊亭げんき:真田小僧 三遊亭兼好:芋俵 三遊亭萬橘:親子酒 お中入り 三遊亭萬橘:手水廻し
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最終更新日
2024.06.11 18:52:30
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