2021/12/12(日)23:42
熊野の伝統 しめ縄・七五三
熊野というより、熊野市金山町の伝統行事
しめ掛け、火伏の神事が今日の午前中に行われました
100年以上続く、区民の行事で神社の行事ではありません
火伏の神事の前に、七五三がおこなわれます
昔は12月15日だったのですが、今は12月の第二日曜日に替わってしまいました
しめ掛け火伏の神事
昔の町内の家は、カワぶき屋根、冬になると火災が頻繁に発生
そこで、氏子達で火伏の祈祷をするようになったようです
そして清められたしめ縄を神社の周囲約100mだけ張ります
しめ縄を神木にかけるのです
責任者の宿元は
本来は新築の家を昨年に建てた方から強制的に選ばれ
神事終了後に、宿元の家で直会がおこなわれるしきたりでしたが
今は、新築の家とは限らず、自由に宿元が決まっていっています
また直会は、多目的集会所と替わりました
但し、町内を二つに分けて上組と下組
下組だけが集会所で行い
上組はしきたりを守り個人の家で行っています
数年前の下組の頭が私でした
その私がしきたりを変えてしまったのです
古老の方達のお叱り、かなり私に浴びせてきました
しかしね、今後の事もあり私が嫌われ者になり変えたのです
今年も前の日に私は家で約12m(10ひろ)
藁を綯い持って行きました
家でしめ縄を綯っている時、祖父が草鞋を作っている姿が
あの時代に戻り、祖父と草鞋を一緒に作りたいと
今日の感想
○根っからの金山人なのに綯わないが下手な方
転入者さんなのに、私の親父や他の古老さん達に教えられた方達は上手なのに
地元人のあまりに藻のひどさに、悲しい気持ちと
いい加減な取り組みに苛立ち
この場に、古老たちが居られたら、綯い直せと怒った事でしょう
それに、本来は藁を3本ずつ計6本をよりながら綯うはずが
6本も7本も一束に その束二組で綯うので12本から14本のしめ縄
ひどいものです
もうこれ以上嫌われ者にはなりたくないし、誰かが指導すると思いダンマリの私
○神様に供えるしめ縄の藁が、なんと乾されていません
スグいてキレイにして綯える藁にされていません
藁にカビが生えた跡、ワラも一部は腐りかけ
宿元の無知が原因ですが、仕方ないですね、
農家でもなく藁の事も知らないのですから
○年々本来の形からずれていく
どこかで立ち止まって、今後どのように伝承していくのか
今の急激な人口増なんて想像もしていませんでしたからね
○綯わない、町内への転入者さん達
新人なりに一生懸命な姿をみて、ありがたいと感謝
上手な方も多くみえられ、そうでない方も
それでいいのです、年一回しかしないのですからね
参加して頂き、覚えようとする気持ちが嬉しいものです