電気代 デマンド管理が重要なのに
大きな建物の電気は一般家庭のような100Ⅴや200Ⅴの供給電圧でなく6600Vで受電し、低圧の単相100Ⅴや200Ⅴ、三相の200Ⅴに降圧します電気料金の計算方法も違います高圧受電でも500kwを境に大きく変わり、また細かな区分がありますがここでは500kw未満の受電設備で昼間中心の契約(重負荷時間帯のない)とします○基本的な計算式は ※基本料金+電力料金+消費税基本料金は 契約料金(デマンド)×基本料金単価×力率(COSΦ:コサイン) デマンド 30分間あたりの最大使用電力の1時間換算値 力率 全日量と有効電力と無効電力関係の比 要するに有効電力が多いほど、斜辺分の底辺が1に近いほど 最大15%割り引きになります 分かりにくい方は 負荷時の電圧と電流のおくれと進相コンデンサーをかました ベクトル図を書くとわかりますよ電力料金は 使用電力×電力単価×燃料調整単価 燃料調整単価には原油価格変動や 太陽光発電の買い取り価格等も含まれますね だから私は不満なのです 太陽光発電した電気を電気会社に売り 買った電力会社は 消費者からその分を上乗せしてもらう仕組みは異常です 皆さん、不平不満を言わない事も不思議ですさて仮数値で計算してみましょう 基本料金 2000円 契約電力200kw 使用電力10,000kwh 電力単価10円 力率割引 10% 燃料調整単価は無視2000×200 400,000円で割引で360,000円10000×10 100,000円 燃料調整分無視です合計税抜きで460,000円の電気代ですねここからが本題ですデマンドを理解していない公共施設の担当者が多い事 税金が無駄にどいう言う事か使用電力を下げようとしますが、デマンドを下げようとしませんデマンドとは、過去11か月間さかのぼったなかでの30分間あたり最大使用電力を1時間に換算した電気消費です仮に上記のデマンドが200から150kwとしますと2000×150 300,000万円 月に10万円もさがるのです通常の電気使用量を50kwさげても50×10円で 500円しか下がらないのですもっと怖い事は、このデマンド値は約1年間の計算根拠になり結局10万円増で年間120万円の税金が管理者の知識不足により消えるのですこういうことを議会で県議や市議はあまり取り上げませんね弱ったね、来月はデマンドに注意しようと言っても取り返しがつかないのですコロナに格好つけて仕方ないでは済まされません努力したの結果なら許せますがねエレベーターでも、下りは乗ってはいけないとか言いますが昇りの方が電力消費が少ない場合もあるのです多くの庁舎や公共施設で下り禁止のエレベーター一種の国民向けの偽装アピールとも言えます※エレベーターのワイヤー式で吊り合い重りの場合 箱内に乗った人数が少ない場合 重りの方が重たい状態です どういうことかと言うと、かご内が少人数の場合 かごは重りの力で上に持ち上げらる方向に作用するので エレベーター負荷が少ないのです 作用、反作用と位置エネルギーですね 中三の理科レベルと思います