ころんとの、お別れ
4日、ころんを埋葬した。 何度も何度も抱きしめて、御礼を言った。あの、ハープバッグと同じ素材のマットの上で、いっぱいのお花で飾ってあげた。お花畑の中で、お昼寝しているみたいにしか、見えない。 手には、大好きな海苔でまたたびの実をまいて、持たせた。ネズミの玩具も。ころんは、これより大きいネズミのおもちゃは怖くてダメだったっけ。首には「撫子(撫でてかわいがる子)」の代わりに西洋撫子=カーネーションを飾った。「次も、ころんをうんと可愛がってくれる所に、生まれるんだよ」お守りに、ペンダントから外して、小さな水晶玉を口に入れた。 今日も、ころんが大好きな、晴れて暖かい日。曽祖父・もっぷと、曾祖母・ぷりんの隣に、お墓を作った。ここ2週間ほど食べられないままだった、大好きなカリカリを、たくさん供えた。もう、「ころんの日記」は書けないね。ころんはいないんだもの。でも、思い出なら、書ける。気の済むまで。大好きだよ、ころん。