ラインケ狐の日記

2011/12/16(金)08:56

吉祥寺にて平野勝之「監督失格」 監督ご本人のトークショー付き

映画館で見る映画(21)

___ 情報処理の試験後、まず見たかった映画「監督失格」 しかし今日まで待っていてよかった。 本日の最終上映の後、平野監督ご本人と歌人の枡野浩一さんのトークショーが行われるのだ。 枡野浩一? 知らねえなあ、とwiki見たら、こないだの「踊る!さんま御殿!!」に出てた人だ、と判明。 上映前。 上映フロアは100席キャパ。ざっと見、八割程度の埋まり具合か。気のせいか、なんとなーく中央線サブカル文化人っぽい人もいるw 予告編なしで上映開始。 前半は1997年の「由美香」の再編集場面が続く。あとDVD版の特典映像も挿入されている。 自分は正直、冗長感を持ってしまうが、1997年の「由美香」を見ていない人のためには必要な編集なのだろう。 DVDを今アマゾンで検索すると 「再入荷見込みが立っていないため、現在ご注文を承っておりません」という表示になっているからね。 ただし「由美香」の中でも本当にえぐいシーンは今回の再編集には含まれていない。 「監督失格」の前半部分では決して1997年の「由美香」の凄さは判らない。残念ながら。 とは言うものの、、、 2005年6月28日の映像は神がかり。 応答のない部屋を由美香ママの合鍵で開けて、奥に倒れている林由美香を発見。由美香ママが号泣しながら家族に連絡、警察に連絡、警察が来る、というシーンが玄関脇にたまたま置いたカメラで記録されているのだ。 数メートル先の奥の部屋には死後二日が経過した林由美香の遺体があるわけですよ。当然、この玄関脇のカメラを持って奥の状況を写すことも出来た筈。 それをあえてしなかったこともあって「監督失格」というタイトルになったのか、、、 (この辺は映画パンフレットの冒頭のインタビューでも語られている) 正直、作品全体は「まだ編集中」といった感じもする。 でもこの玄関脇のシーンはまさしく奇跡の場面。 少し時間を置いてもう一回見に行こうかな、と思える映画でした。 上映後のトークショー。枡野浩一さんの話の展開にトホホ、となったの、オレだけかな? みんな平野監督の映画を見に来てるんだから、アンタ自身のことじゃなくて平野監督の話が聴きたいんじゃね? 進行の人が「そろそろお客さんからの質問を」って何度も言っているのに、アンタの8年前の離婚話をされてもなあ。 ということで質問コーナーは少々巻きが入った模様。 実は自分も質問を用意していったのだが、どうも発言する段になると「他の人がもっと面白い質問するかも」って気弱モードになるんだよね。 幾つか質疑応答があったが、なんか質問の主旨が不明なものもあった。自分も発言すればよかったな、と後になって悔やむ。同時に「我ながら小心者だなあ」とも思っちゃうわけだw 自分が平野監督に聞きたかったのはこんなこと↓ 林由美香さんはたくさんのAV、ピンク映画、一般映画に出演しています。 今回のトークショーの日を選んで来ているお客さんは、1997年の「由美香」、松江監督の「あんにょん由美香」、いまおか監督の「たまもの」等を見ている人も少なくないと思います。 林由美香さんの出演作品の中で、「あと、これ見とけ」「これは押さえておけ」と平野監督が思う作品がありましたら、AV、ピンク、一般のジャンル問わず教えて下さい。 どう? やっぱ質問しない方が恥かかないですんだかなw トークショー終了後、映画パンフレットへの平野監督のサイン会あり。オレもパンフ裏にサイン貰っちゃった。あざーっす。 帽子がトレードマークなのかな。そういや平野監督はトーク中もずっと帽子かぶってたな。     パンフレット冒頭のインタビューや34ページからの解説が秀逸。いずれも棚下毅一郎さんの手によるもの。 あと巻末のカンパニー松尾やバクシーシ山下他による座談会も笑える。このパンフはイイ(・∀・)!! にほんブログ村

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