ラインケ狐の日記

2012/08/29(水)07:07

モダンに親しむ講演会「岡倉天心の生涯」に行ってみた

歴史学習(6)

モダンに親しむ講演会 8月・9月のテーマは岡倉天心 講師はお茶の水女子大学研究員の清水恵美子先生ですよ。 会場は門前仲町なので中野からは東西線で一本。 3人掛けの長机を2人で利用するパターンでキャパ20名チョイの小教室。 開始10分前に到着すると、席はほぼ埋まっておりました。 しかも前の方の受講者はノートやペンを用意して学ぶ気まんまん。「行ってみるかあ」程度で参加した自分は気後れして一番後ろに座ります。 正味で100分程度。途中休憩一回。面白かった~ 岡倉天心が生まれたのが1863年。 1880年(明治13年)に現在の東京大学を卒業。年齢は17歳! 1886年(明治19年)から欧米出張に出発、丸一年後に帰朝。めっちゃエリートさんですわ。 ウィーン滞在中に「ヨーロッパは各国は気質も風物も全く違う」旨の書簡を出している。 「今日世界ニハ欧羅巴ト云フモノナシ」と。 古代ローマやギリシャについてこのときどのような見解だったのか、、、、、 一方、「アジアはひとつである」と述べている。中国とインドを二つの強力な文明として挙げているが、イスラム文化について岡倉の言う「アジア」ではどのように位置づけられていたのか、もチョイと気になるところ。 この辺り、最後に質疑応答コーナーで聞いてみようかとも思ったが、なんか市井の研究者みたいな人がガンガン質問している。素人のオレはちょっと遠慮しちゃった。 岡倉天心は秋山好古(1859年生)と秋山真之の(1868年生)の間ぐらいの世代。明治日本の伸張と同じタイミング。 日本人の言う汎アジアって、後年の八紘一宇的な日本中心のドグマと結び付けられがちだけど、岡倉天心の「アジアはひとつである」はどんなもんだったんだろか。 情報処理の受験勉強の進み具合次第、ではあるんだが、来月行われる2回目に参加できるようなら、あらかじめ予習した上で清水先生に質問してみようかなあ・・・ にほんブログ村

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