RECORDS OF PLEASURE

若い頃、

プログレとニューウェイヴに夢中で、

A.O.R.というジャンルを、

なんとなく毛嫌いしていた感じだった。


それが、近年になって、

食わず嫌い的な部分が薄らいで（？）

いくつか好きになったのがある。


例えば、これ。


マイケル・マクドナルドの１stソロ作『思慕』（'82）


私がリアルタイムの洋楽をちゃんと聴き始めた頃、

ドゥービー・ブラザーズが解散するという情報と

前後して出たアルバムで、

この、本人の顔のアップのジャケットは

音楽雑誌の広告や新譜紹介を見て、しっかり覚えていた

…けど、今頃になって、聴くようになるとは。


きっかけは、

A.O.R.が苦手だった頃から、

​スティーリー・ダン​だけはなぜか好きで、

ドナルド・フェイゲンが

後年デュークス・オヴ・セプテンバーで、

マイケル・マクドナルドと一緒にやっているこれを、

電気屋の大画面テレビ売り場で観たこと。


おっさんらが、自分たちの往年の名曲を

相互乗り入れでコラボってて、超クールだった。



さて、本題の『思慕』。

改めてクレジットを見ると、

TOTOのメンバーが何人も参加してたり、

プロデューサーがハーパース・ビザールの人だったりと、

いろいろ食指が動く部分があったりもした。


ここからのシングルは「​I Keep Forgettin'​」。

A.O.R.は門外漢の私が、

こーゆーサウンドがA.O.R.なのかなぁと、

勝手に思い込んでる名曲。


このジャンルもかなりディープな感じで

ちょっと興味が湧いてきたから、

今後、他のもいろいろ聴いてみようかなと思っている。