2007.3.9~Vol.4~
扉が開き、ゾンビのようにふらついて入っていくと、ホンモノのマイケルジャクソンが視野に入ってきた。「スマート!!」「顔小さっ!!」というのが、直の感想だった。静寂で空気のように立っている姿を見て次に思ったのは、「この人が歌を歌い、激しく踊る人なのかっ!?」「ヒィーヒィー言う人なのかっ!?」とステージ上のマイケル、PVの中のマイケルとはまた別人のようにも見えた。しかし、ホンモノのマイケルジャクソンには違いない。ふらつきながらマイケルジャクソンへ近づいていく・・・。見ていない・・・。マイケルはうろうろしていて、こちらが入ってくるのに気づいていないようだったので、「もう普通に行こうか」とある意味「なんやねん!」という感じで普通に歩いて近寄った。すると、マイケルはやっと気づいたようで迎え入れてくれた。ぼくの姿に気づいたマイケルジャクソンは、指を指して「You Good!」と気持ちの良いやわらかな声でささやいてくれた。メンバーひとりひとりと握手をかわしたが、マイケルジャクソンを目の前にして「Thank You」としか言えなかった。それ以外は何も言葉として出なかった。いわゆる、放・心・状・態。マイケルジャクソンを囲んでの記念撮影。もちろんぼくらはゾンビポーズ。しかも、前日に見せた紙芝居メッセージをマイケルへプレゼントできた。スタッフから速やかに退出してくださいと催促の声がかかり、ヤバイヤバイと想いながらもイヤダイヤダと、アタフタしていた。あっという間の出来事だったが、楽屋から出ると体が宙に浮いているようでしみじみと「よかったぁ~」と感じた。会うことが出来て「良かった」だけではなく、今まで20年間マイケルジャクソンのファンでありダンスをやり続けたことに対しても「良かった」と感じていた。決してマイケルジャクソンに会うためだけにダンスをやってきたわけではないのに、「真に打ち込むこと」「諦めずにやり通すこと」が思わぬ結果として出ることを痛切に感じた出来事だった。まさに、マイケルの歌「Keep the faith」である。この二日間に「ダンスの喜び」「やり遂げる喜び」「生きている喜び」を目の当たりに感じ、そして「一人だけの力ではなく、周りの人々の力があるからこそ成し遂げられた一生の貴重な出来事」を体験することができた。「世界のスーパースター」「キングオブポップ」と呼ばれるマイケルジャクソン。彼の存在がいかに大きく、そしていかなる影響を与えるか、計り知れない。今までの人生の中で、辛い時、苦しい時、悲しい時があった。しかし、マイケルジャクソンを知ってから、PVを見たりダンスに打ち込んでいる時は、それらの苦痛がなくなっていた。親に対しての反抗期があった。しかし、マイケルジャクソンを知ってから、少しだけ会話を増やすことができた。マイケルジャクソンについて話せる友達が、周りにはほとんどいなかった。しかし、今日までファンであったことで、多くのファンの方と知り合うことが出来た。もし、もう一度マイケルジャクソンに会う機会があれば伝えたい。「あなたのお陰で、今ここにいる」完~さいごに~二日間の出来事を、自分の人生の「記憶」と「記録」に残すために感じたまま綴ってみました。これからまだまだmj-spiritとしてマイケルジャクソンの素晴らしいパフォーマンスを多くの人に伝えるために、また次世代の子供達にダンスの楽しさを伝えるための活動をしていきたいと思っています。