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晴れ、雨のち虹。

2006.04.12
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キーリ9巻の感想中心、とみせつつ全体の感想。

口絵にドキューンッ!!
なんかハーヴェイ老けたなあ。
キーリも一巻のときとはぜんぜん違う。

(・・・表紙のハーヴェイ・キーリ一番嫌いだぁ・・・なんかハーヴェイの輪郭と、キーリの頭が)

まず、もう涙止まんないっ!ベアトリクスが死んだ辺りから。
だって、8巻でビー死ぬような感じじゃなかったもんっ・・・。
なんか、みんなあっけなく死に過ぎだよぅ・・・。ヨアヒムは・・・まあ、あーゆう死に方をするんだろうなって思ったけど。

で、「ハーヴェイの世界」。
この話、一見無くてもいい感じなんだけど、無くちゃいけないのかもしれない。
きっと、現実の世界だけで終らせることも出来たと思う。だけど、あえて今まで無かったことを持ってきてる。
それはキーリ(読者)が知らないハーヴェイを見せるためだと思いますねー。ハーヴェイは今までの約80年はヨアヒムとほとんど変わらない時間を過ごしたのに、キーリが現れたことでのハーヴェイの変化を映像として見せる必要があったから、ここでそんなふうにしたのかもしれませんね。
ちなみに、ここでのビーに希梨華号泣。

あー、ユドに関しても結構出てましたね。ここでは。なんてゆーか、やっぱりあっけなく死んだ人でしたが・・・。
でも相手がとっくに許してるのに、ずっと自分は罪を感じてる人ってたくさんいると思う。
きっと、相手が許してても自分で許せない人とかもいると思う。
ユドはどういうタイプか分からないけど・・・。

キーリのお父さん(シグリ)は、キーリが思っていたような悪い人じゃないから、キーリは態度に困ってしまうんだろうなあ。
私も「嫌な人」って言われてた人が「良い人」だったらちょっと反応に困るもん。
でも、本当はキーリに少し似てると思う。無鉄砲な所とか。キーリは認めたくないだろうけど。
これからはだんだんだけど、仲良くなれると思う。ゆっくり。

ユリウスのお父さんも、ユシウも、ユリウスもシグリも教会にだって良い人もいる。
キーリは知らなかったし、そう思える要素が今までになかったんだろうなあ。
確かに長老の中や、教会の中にも悪い人はいると思う。でも教会全体を見ることしかなかったキーリは、悪い部分しか見えなかったんだと思う。
個人を見れる環境なら気づけたのかもしれない。

今までのハーヴェイが居たのは第六話の終わりまでだと思う。
七話からはだんだん終わりに近づくハーヴェイだったから、今までより消極的というより・・・本当に放心したような感じだった。
重荷が全部降りて、全部ケリをつけたからだと思うけど。なんとなく、「ハーヴェイ」も一緒に終ったんだと思う。
簡単に言えば子供になったっていうのかな?
微笑むようになったのは、学校のハーヴェイっぽい。子供のころはちゃんと、表情が顔に出てたもの。

ネル、パウル、イシュル・・・恨めるキャラだ。
普通なら兵長とキーリの別れはさぞかし、キーリの叫ぶ声で終っただろうけど。
いや、あれならあれでもいいさ、兵長との別れは。あっけないけど、あんなに中心的キャラなのに。
でも、キーリも兵長もかわいそうだなあ。あんなに信頼関係があったのに最期に会えなかったんだから。たかが悪戯で。
なにより、トラップにかかっても兵長を探すハーヴェイがかわいそうだっ!!!
だって最期までリッタを気遣う兵長があまりにも可哀想。
本当、ここまで憑依霊を続けてキーリ達と来たのに、子供の悪戯で・・・。
あー、もう!!泣ける・・・。
でも、キーリやハーヴェイの中で兵長や、みんなは生きているんだと思う。いや、必ず。

この後、ハーヴェイがキーリとの旅を忘れて行くのが、すごく辛かった。
キーリも辛いだろうけど、私もどうしてだろうって思った。
ハーヴェイは惑星に嫌われているのだろうか?でも、そうだとは思えない。
本当に何も無い惑星なのかもしれないが、その中でも幸せな人が居るっていうのに感動した。
やっぱり、全体を見ると、絶望から始まった惑星なのかもしれない。
ほんとに絶望で終る世界なのかもしれない。それでも幸せだと思える人は沢山いるんだろうって。
ハーヴェイなんか、良いことの方が少ないかもしれないけど、この惑星を愛しく思っていることに私も泣けた。
ハーヴェイは何一つ恨んでなんかいないんだ。この惑星も、教会も、今まで傷つけられた人だって。
兵長の最期をキーリに見せられなくても、子供たちを恨んだり、憎んだりは決してしない。むしろそれらのことを気にかけたりさえする。
こういうところをキーリは好きだし、ハーヴェイなんだと思う。
それから、ヨアヒムとは対照的な部分だと思う。

ハーヴェイが寝そうになるところ。
まあ、永眠なんだろうね、ハーヴェイとしては。
死者だから死ぬっていう表現自体が無いから、眠るって言うのが適当なのかなって思ったらタイトル「死者たちは荒野に永眠(ねむ)る」・・・。壁井さん、同じこと考えてる。
本当ならキーリはハーヴェイに頑張って欲しいのだと思う。でも、もう、ずっとずっと頑張り続けたハーヴェイにそんな酷なこと言えない。
もう充分過ぎる頑張りで全部を終らせたのに、これ以上頑張らせるなんてキーリには出来ないと思う。

「俺をそれまで生かしてくれたこの惑星・・・」のところでヤバい。本が見えない。もう、泣いてて。すごい、どうしようもなくなってた。
だって死ねずに生かされてたのに、ハーヴェイは感謝してるんだ。キーリと会えたことなんか、ハーヴェイの不死人として生きるということを考えれば、当然与えられるべき報酬のように感じる。こんなにも、悲しみばかりだったのに。どん底だと言ってもいいのに。「生きててよかった・・・」って。ほんの短期間だけの幸福がハーヴェイの中で大きかったんだなあって
いや、実際、私だって同じ状況ならそう思う、という人もいるだろう。でも実際どうだろう?プラスマイナスで考えてハーヴェイには失うものが多すぎた。
本当のハーヴェイはとっくに死んでて、自分の魂は学校に縛られたまま。それも成仏したけれど。
私が同じ状況ならきっと思う「今の私は元の私だろうか?」って。もしかしたら当たり前のように存在する私は「存在」を認められてるのかなって。
幽霊みたいに生前の残骸じゃないかって。本当はとっくにゲームオーバーした世界にすがり付いてるんだろうなとか。
でも、私は信じたい。ハーヴェイは子供のときから続いてるんだって。
ビーや、エイフラム、ユドも違うって。ベッカも。キーリといるハーヴェイは生まれたときからのハーヴェイそのままだってこと。

でも、結局ハーヴェイはもう言葉を発することは無かったんだろうなあ。ずっと。
それを感じさせる文があるし。でも、最後の言葉が重過ぎる。もう、理解しきれないぐらい。
ハーヴェイは見た目にそぐわない人生送ってるからこそだけど。私達なんかとは世界が違うんだから。 

「死者たちは荒野に永眠る」。
ハーヴェイは、この後どのくらい生きたんだろう?そう思った。
きっと、キ-リに出会ってから「終り始めた」んだとおもう。本当に、終わりが始まったんだ。
キーリはハーヴェイの終わりを見たんだよ。そして、全部が終って、ハーヴェイも終ったんだと思う。
始まりがあるとしても、ハーヴェイにはもう無いと思う。
キーリと同じ家に住むこともハーヴェイの「終わり」なんだと思う。本当に全部終ったんだ。
もう心はビー達と同じところに行ってしまったのかもしれない。キーリが近くにいることを感じれないかもしれない。
でも、きっとハーヴェイは「あっち」でもキーリが傍にいるって信じれると思う。
ずっと、自分の傍にいるって。
ハーヴェイはヨアヒムと違って大きく救われたんだと思う。キーリのおかげで。
あと、ビーとかも。ヨアヒムも、キーリという存在の大きさには気づいたはず。
ベッカも、キーリがいたからこそ。ユド、シグリ、その他多くの人が。
でも、本当に「お互いさま」な皆。持ちつ持たれつな関係ばかり。

最後の「俺は今感謝しています。」
もう、この辺で私、バスタオルに埋もれてます・・・。
本当に号泣。
ハーヴェイが幸せを掴めたと思える言葉。幸せを知った瞬間だから。
何も無い中でわずかな幸福を知って、「あっち」に行けたからよかったと思う。
ハーヴェイはもう永眠したんだ、本当に。―――お疲れさま。
「あっち」ではせめて100%幸せだといい。
キーリも幸せだから。聞こうとすればいつだってハーヴェイはきっと答えくれるから。
「生きる意味を取り戻せた」ことに最大の幸せを感じたならいいな。

(「ホワイトグットバイ」以来だね、泣けたの。)

★ミ

-総合的-

ああ、終ったんだなあって。
「旅」が。
でも、こんなにも死ぬ(?)とは。
まともに残ってるのキーリ、ユリウスだけじゃんか・・・。
ビーは残ると思ってた。でも、あっけない死だった。
でも一番辛いのは読者ではなく作者である壁井ユカコ先生だ。愛するキャラクター達を殺すことは辛い。
自分の書いた作品で泣く人を馬鹿にするかもしれない。
でも、本当に深く知っているのは作者であり、誰よりもキャラクター達を愛しているのも作者に違いない。

「キーリ」は最後まで予想の出来ない話でした。電撃大賞では最高によかったと思います。
アニメとかにならないのが不思議だ。正直、シャナなんて話自体は大して面白くないもん。
今まで笑えるところあったけど、今回は全然笑えないっ。
というか、もう、泣いてばっか。明日入学式なのに三時まで読み返し続けるって。

After Daysがあって欲しい作品のほうが多いけど、キーリはいらないなあ。
もう、この余韻を大事にしたい。これからはそれぞれの読者の考える今後があればいいと思う。
ハーヴェイが元に戻るのもいいし、みんなが戻ったりするのもいい。ラジオが治ったり、BARの人が来たり。サーカスに行ったり、学校を見に行くのだっていいと思う。
読者が考えるそれぞれの「これから」が「キーリ」のこれからだと思います。
キーリはこれからも私たちの中で生きていけます。
(オシマイ)

※では、長々と感想を書きました。
否定的に思う方もいるかもしれません。しかし、これはあくまでも希梨華の感想であり、個人の考えです。
それぞれの方が思いが違うのは当たり前なのですから。








Last updated  2006.04.13 22:16:19
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