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中越地震の震源地の真上にある川口町で農業を営むMさんの家も今回の地震で家の壁が崩れるなどの被害に合いました。
そのMさんのお米は一般のお客さん以外に、都内の某百貨店とスーパーさんにも卸しています。 地震発生直後は交通網が回復するまで納品停止でしたが、それから2週間も過ぎると「そろそろ、どうでしょうか?」の問い合わせが・・・。 まだ、家にも帰れないのにどうしようかな?と思いましたが 新米は11月.12月が一番の売れ時で、農家さんだってそれは十分承知しています。 携帯に電話しました。 「どうですか?国道17号線もようやく通れるようになったようだし、後は精米作業が出来るかどうかですが?」 Mさんはやってくれました。川口町は日中は家の片づけだけに帰宅許可が出るのですが、Mさんはしっかりと米を精米して袋詰めにして発送してくれたのです。 「米は冷蔵庫に入れてあったので問題はなかったけど、米のある場所へ行くまでが大変だった。天井や棚からいろんなものが落ちていたからね。それをかき分けてようやく米にたどり着いたよ」 と、大変な割にうれしそうな声が聞こえてきました。 避難生活が長引いた場合、やることがないと精神的に落ち込むので、仕事でも何でもやることを見つけて行動していると、気が紛れて元気になると聞いたことがあります。 一週間前に聞いた声とは明らかに違って元気な声でした。 「あ~、良かった」 後は、余震がなくなってくれることを祈るばかりです。 頑張ってMさん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年11月09日 17時03分18秒
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