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このごろ思うこと

このごろ思うこと

感情を味わうためここにいる 1996年4月

☆人は感情を味わうためここにいる  (1996年4月)

 セドナ旅行も終わり、落ち着いた日常が戻ってきました。旅行が終わって今感じている事は、参加者一人一人の旅行記を全部掲載し、皆様に読んでいただくことが可能なら、自分が宇宙の創造者で、一人一人の宇宙は全部違うのだという事が、一目瞭然判るだろうと言うことです。

 今回は、私が勉強してきて一番受け入れにくかった「自他あらず」について書いてみます。「他人は自分が創っている自分の映像です。だから他人から傷つけられることは絶対にありません。自分を傷つけられるのは自分だけです」と言われても、現にイヤな人はいるのです。そんなこと言ったって大嫌いで、どんなに努力しても無条件の愛なんて感じられない人がいるじゃないのと、心のなかで反発していました。

 それが人の心のしくみがわった時、なーんだ、そんな事だったのかと納得出来たのです。人は魂で出来ていて、魂は思考であり、長い長い間、ありとあらゆる感情を味わい、その感情を記憶している思考そのものであるという事が、ある瞬間ストーンと腑におちたのです。

 私は何か問題があると、突き詰めて考えたり、本を読んだりします。それでそれなりの答えが来て、なんとなくわかったような気がします。けれどそれは理解の範疇なのです。私は電車に乗って好きなCDを聞きながら、目を瞑ってボーッと心と対話している時、突然答えが来る事が多いです。心からアアそうなんだと、腑に落ちるとどんどん現実が変わってくるようです。

 私がまだ経験したことがない、様々な感情を味わうため今ここにいるように、他の魂も様々な感情を経験しているのだと心から思えるようになった時、私の周からイヤな人がいなくなりました。

 どうしても許せないと思っていた主人でさえ、ああ彼は今そういう感情を味わう学びをしているのね、と思うと、どんなに怒っている顔を見ても、声を聞いてもゆったりと受け流す事が出来るようになったのです。瞬間、今までの習慣の癖で、ドキッとか、ムカッとかすることもありますが、さっと中心に戻ることが出来るようになりました。

 この考えを受け入れて見ませんか? あらゆる魂は感情を味わい、その感情を表現するために今、この世に来ているのだということを・・・。それだけで軽やかに、楽しくなれるのです。タダですよ。お手軽リッチでしょ!

 そして自分が変わると、その位置の相手にフォーカス出来るので、その人も変わってくるのです。あんなに嫌いで、良い所など一つもないと思っていた主人がこんなに良いところがたくさんある人だったのかと驚くほどです。

  今、そのころの自分を思い起こしてみると、相手を変えようというエネルギーばかり発していたので、変えられたくないというエネルギーと葛藤がおき、喧嘩ばかりしていたのです。

 そして何度か怒鳴られたり、手をあげられたりすると、結婚生活の毎日毎日がそんなことになっていたわけでなく、平穏な日々の方が多かったにもかかわらず、こんな事をすると怒鳴られるのではないか、外出して帰りが遅くなると又叱られるのではないかと、自分で自分を裁いて、恐れていただけなのです。心配になると、一番辛かった時に心は瞬間にフォーカスするので、その記憶を恐れ、その記憶に苦しめられていただけなのです。

  心に余裕のない人には、道端の小さなかわいい花も、若葉のみずみずしさも、小鳥のさえずりも、風のささやきも、空の美しさも自分の世界にはないのです。心を広げると様々な物が見えてきます。肉体の目にも、心の目にも・・・。
  地球はこんなにも美しかったのです。そして今私は幸せです。


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