韓玄四代目　徒然なるままに

久しぶりの休日、口内炎は痛くてイライラ、政府馬鹿でうんざりで、
「斬って斬って斬りまくれ～」な気分だったので、見に行きました。

公式サイト

＜ストーリー＞
弘化元年（1844年）、明石藩江戸家老間宮図書が、筆頭老中土井利位邸の門前で訴状と共に自決した。
これがきっかけとなり、明石藩主松平斉韶の異常性格と暴虐ぶりが幕閣の知るところとなったが、将軍徳川家慶の弟である斉韶を幕閣は容易に処罰できかねていた。
しかし、事情を知らない将軍が斉韶を老中に抜擢する意向を示したことから、
老中土井は暴君斉韶の密かなる排除を決意する。
利位の命を受けた旗本島田新左衛門は13人の暗殺部隊を編成し、
参勤交代により帰国途上の斉韶一行を中山道落合宿で待ち構え、襲撃する。（原作版より）

片岡千恵蔵主演の原作（1963年公開）DVDを所持しているので、
内容と結末は知っているのですが、平成リメイク版はどうなっているのか興味がありましたので、足を運んでみました。

原作とリメイク版の違いは、
・残虐描写が多い
・暴君ぶりに拍車がかかって凄い藩主に
・ラストの戦闘で敵軍が多い

のようになっていますが、原作が白黒ですからね。
残虐描写がリメイク版のほうが際立つのは仕方ないかもしれません。
戦闘シーンはまだしも、暴君の残虐振りを示すあたりなどが、
そこまでせんでもって感じで、嫁さんなんか目をそらしてたからちょっと悪い気がしました。

で、今回は稲垣ゴロちゃんが演じた暴君の明石藩主・松平斉韶（なりつぐ）は実在しているのですが、
次の斉宣（なりこと）こそが時の将軍の弟でいわく付の人物だったようです。
嫡子を押しのけて藩主についたり、将軍の弟であることを嵩にきて無理難題言ったり、
参勤交代の途上で、尾張藩領で行列を横切った三歳児の首を刎ね、
尾張藩とひと悶着あったり、色々問題起こして若くして死んだ（20歳）ことから、
この映画で取り上げられたようです。
ってかまんま斉宣でやればいいのにねえ。（小説版では斉宣のようですが）


キャスト的にはベテランと新人が上手い具合に入り混じって良い感じでした。
役所さんなら安心ですわ。

ただ、公式のURLが「13assassins」となっております。
多分海外を意識してのことだと思うんでが、アサシン＝暗殺者という感じが強くなるような気がするんですよ。
そのまま「shikaku」で良かったんじゃないかなあ。