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春は花 夏杜鵑 秋はもみぢ葉

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2008.01.26
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カテゴリ:読書
サッカー、岡田ジャパンの船出はスコアレスドロー。ちょっと見ましたけど、相変わらず決定力ないですなぁ…。オシムお爺ちゃんが何というか…。('A`)

そう言えば今日はおそらく定期メインテナンスのある日。急がねば。(笑)

13階段」高野和明 講談社文庫

久しぶりに読んだミステリー。江戸川乱歩賞受賞作。別に賞獲ったから凄い、というわけじゃないですけれど、久しぶりに緊張感の続く、そういう意味で良いミステリーを読んだように思いました。

主人公は刑務官と仮釈放中の青年。冤罪が疑われる死刑囚の為に2人で独自に調査をしていくと…、という流れ。死刑囚が記憶喪失で犯行時の記憶が全くないまま死刑が確定しているという設定には?ですが、この刑務官という普段日に当たらない職業にスポットライトを当てた点がまず問題提起として作品の密度をあげています。

この刑務官、死刑執行によって「2人を殺した」という意識に常に苛んでいます。死刑執行についての是非を問う内容にもなっているところがミソですな。決して後戻りができない刑罰ではありますけれど、それと同時にその刑を執行する側の苦悩というものを丁寧に描いていて、その点で死刑制度について考えるきっかけになったという人は多いと思います。

ミステリーとしては、正統派と言っていいかと。2人で着実にコツコツと足を使い頭を使い、解決に向けて一歩一歩進んでいく部分、クライマックスに向かって一気に加速していく部分、メリハリがついていて、読んでいて引きこまれます。宮部みゆき絶賛、というのも分かりますわ。

個人的にちょっと文句をつけるとしたら…、まあミステリー物全体に言えるんですけれど、安易に登場人物の女性をレイプ被害に遭わせすぎ、ってところですかね。('A`)確かに十分すぎるほどの動機付けにはなりますけれど、だからってフィクションであっても若い女の子がほいほいとレイプされる場面は、私は文字で読むのもちょっとかなり嫌です…。正直言って画でも文字でもそういう場面の描写は気持ち悪くなりますし…。そういう部分が私のミステリー離れしている原因でもあるんですけれど…。こういう傾向はなんとかならんのでしょうか。性犯罪抜きで情状酌量の余地があるような、そんな犯行の動機付けってできないもんですかねぇ。作家さんたち頑張って欲しいです。(´・ω・`)

これ、映画化されているようで、山崎努が刑務官、ってはまりすぎですわ。青年三上君が反町っていうのがちょっと微妙ではありますが…。(GTOあたりの破天荒キャラのイメージついちゃってるので)機会があれば観てみようかな…。でもレイプ場面は観たくないからなぁ…。(´・ω・`)





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Last updated  2008.01.27 02:58:06
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