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春は花 夏杜鵑 秋はもみぢ葉

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はにお。

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2010.01.18
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カテゴリ:読書
2ちゃんのはやぶさスレに中の人(JAXAのスタッフ、多分はやぶさ運用関係者)が来ていて、興味深い話が色々聞けた。気軽に書き込んで来るのでちょっと驚いたくらい。6月まで、なんとか頑張って欲しい。最後の一踏ん張り!頑張れはやぶさ&中の人!


「鉄道員(ぽっぽや)」浅田次郎   集英社文庫


浅田次郎の直木賞受賞珠玉の短編集、発売当時ついたコピーが「あなたに起こる やさしい奇蹟」いや、宣伝してるつもりはないけどw


でもうまいこというよなぁ…。このコピーは名作。


表題作と「オリヲン座からの招待状」が映画化、となんだかスゴイ短編集。そして泣ける。浅田次郎は「壬生義士伝」と本作だけしか読んでいないけど、この2作で私の中の浅田次郎は「泣かせる小説を書くおっさん」で固まりつつあるw


個人的に好きなのは「鉄道員」「ラブ・レター」「角筈にて」あたりかな…。なーんて思っていたら、解説でこの作品は「鉄道員」派、「ラブ・レター」派、「角筈にて」派「うらぼんえ」派の4派がいるとかなんとか書いてあって、ちょっと笑ってしまった。「ラブ・レター」が1番ぐっときたんだけど、私の脳はおばちゃん化しているらしい。(笑)


とはいえ、幽霊やらそれもどき?のものがよく出てくる。どれも身内に絡む。そしてどの幽霊?も優しい。あるいは主人公の見た幻影だったのかもしれないし、あるいはあの世からのお迎えであったのかもしれない。でも、その全てが何か暖かみがあって、優しい気持ちになれる。まさに「やさしい奇蹟」。


「オリヲン座からの招待状」を観た繋がりでこの本を買ったんだけど、それ以上に素敵な話が盛りだくさんで、なんだかブックオフで105円で買ってしまったのが悪い気がするくらい。(^_^;



ふと、もう鬼籍に入ってしまった祖母が昔よく語っていた話を思い出した。ある日のこと、縁側に出ていた祖母、足元がふらついて転びそうになったらしい。その時、無数の子供の手がどこからともなく生えてきて、転がり落ちそうになった彼女の身体を支えてくれたとのこと。



こういった小さな奇蹟は、考えてみれば、あるいは考えてみなくとも、あちらこちらに転がっているのかもしれない。ただ、私たちが気づいていないだけで。






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Last updated  2010.01.19 02:37:52
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