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春は花 夏杜鵑 秋はもみぢ葉

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はにお。

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2010.01.23
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カテゴリ:読書
この2日間、娘を保育園に迎えに行く以外は外に出なかった。引きこもりの本領を発揮しつつある昨今、焦りも感じつつ、しかしどうすることもできない現状に空しさを感じたりもして。まあいいや、死ぬわけじゃないし、と思うように努力している。(笑)



現代萌衛星図鑑」しきしまふげん  三才ブックス



まさに異色の本。なぜ衛星?なぜ萌?表紙は確かにそれっぽい美少女系のもので、オタ臭い。それで引く人がいるのもわかる。しかしもしあなたが宇宙好きならば、各所で絶賛されている通り、絵柄で手を引っ込めるには余りにも惜しい出来。


一応「萌」な擬人化をしているけれど、中身は熱い。ものっすごい熱量。(笑)著者の衛星への愛情をひしひしと感じる。というより、圧倒された。思うに、ただの「現代衛星図鑑」では売れない、でも出したい、ならば!と「萌」を利用したように思える。単純に「萌」ありきの本ではない。


紹介している衛星も「ひまわり」のようなメジャーなものから、「みどり2(ほんとはローマ数字なんだけど、機種依存文字とかでエラーが出るのでとりあえず)」のような失敗に終わったもの、果ては「USERS」なんて私もこれを読むまでは知らなかったものまで、どれもこれも我が子のような愛情をもって、書かれている。もちろん「はやぶさ」もあり、書かれた当時にリアルタイムで運用されていた「かぐや」もある。ちなみに表紙の女の子はその「かぐや」。


そして、泣ける。漫画パートは賛否が分かれるところだろうけれど、1つ1つのエピソード、擬人化しているから故の感情移入のしやすさ、ダテにアマゾンのレビューで「まさか衛星の本で泣くとは思わなかった」とか書かれていない。(^_^;まあ思い入れがある人が買う本である、とも言えるのでそのあたりは人によりけりだろうけど。


1つ1つ丁寧にしっかりとその役割、機能、計画の経過を記してあって、日本の宇宙開発の流れがよく分かる。そしてこの先どこへ向かおうとしているのかも、読み終わる頃には朧気ながらに分かってくる。きっと6月に戻ってくるであろう「はやぶさ」がその方向を決定づけ、背中を押してくれるに違いない。そう、この本に記されている彼女たちの物語は、まだ終わってはいないのだ。


3刷目から帯がつき、そこにはこう書かれている。「こんなこともあろうかと擬人化本を用意しておいた!」そう、はやぶさのことである。「真田さん運用がこんなところにまでww」と笑いながらもそこで泣いてしまう自分がいる。ほんっと参っちゃう。このところ泣き笑いばかりしている。2010年が始まってまだ1ヶ月も経っていないけど、既に2009年と同量分は泣いた気がする。(^_^;


でもこうして、「はやぶさ」をとっかかりにして、宇宙に関心を持ってくれる人が増えてくるのはいいことだと思うし、この本はその手助けになる。私も含めてファンは急増しているだろうし、JAXAにとってはファンが増えている今がチャンスだとも思う。今年はまさに「宇宙」の年になる、というかそうしてほしい。木星が太陽になる年でもあった2010年。まさに宇宙に心を向けるにはうってつけではないか。



さて、というわけで今日もまた、あの動画を観て泣いてから寝るとするか…。そうそうYouTubeにも転載されたので、ちょっとでも興味のある方、是非1度どうぞ。





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Last updated  2010.01.24 02:56:17
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