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春は花 夏杜鵑 秋はもみぢ葉

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はにお。

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2010.05.06
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カテゴリ:読書
今日からまた仕事が始まったけど、心なしか朝の通勤電車や街中ですれ違うサラリーマンの多くは、顔に「憂鬱」と書いてあって、やっぱり休み明けは考えることはみんな同じなんだなぁ、と思った次第。そんなこと言いつつ、今朝は今市まで行き、会社に戻ってきたら16時。毎日こんなんで終わってしまうなら、本当にこの仕事は毎日が小旅行だ。


1Q84 book3」村上春樹 新潮社


リンク貼っておいて言うのもなんだが、こんな公式ページあったんだ…。今や出版社のサイトにこんな公式ページ作ってもらえる純文なんて、村上春樹作品だけだろうな…。まあそれはいいや。


とりあえず一週間ちょっとかかって一読。(ごめんつまり読み終えたのはずいぶん前なんだ…)まずは「牛河」に対して1章が設けられていたことにちょっと驚き。牛河さん、ずいぶんと出世したじゃないですかw


とりあえずの感想だけど、book1とbook2で広げた風呂敷を頑張って畳み出してる感じ。要するに伏線の回収作業。ちょっとまだ早いんじゃないの?と思いつつも、やっぱり引き込まれてしまうところはさすが。徐々に2人(3人か)の物語が重なる方向へ加速していく、その緊張感の高まり、これが味わいたくて村上作品読んでるんだよな…。


多分book4が出るであろうて、まだまだ物語は収束へは向かっていないのだけど、ここからリトル・ピープルがどのように物語の核心を突いてくれるのか、それが楽しみ。牛河死んじゃったのがちょっとショックだったけど、多分その代わりをタマルがやってくれそうな気がする。


話がずれるけど、普段私は物語の登場人物を、他の誰か(例えばふかえりは綾波のようだ、とか)に置き換えたりして読み進めたりすることはしない。何かイメージを固定しちゃうのがあんまり好きじゃないから。

でも今回なぜか1人だけ例外があって。それがこのタマル。book1で初めて私の前に姿を現した時から、ずっとある1人の人物が頭の中に浮かんでいる。それは前職でのお客さんの1人で、とある会社の役員をやっていた。別に禿げてもいないし髭だって生やしているわけでもないし、ましてやゲイでもない(多分)。でもなぜか、タマルが登場した時に、私はその人を思い浮かべずにはいられなかった。時々そんなことも起こるのだ。


なんとなくだけど、book4でタマルがどんな役割を果たすのかが、キーになってくるような気がしている。あるいは牛河の次は彼かもしれない。


まあ、ようするに私にとってはタマルが天吾よりも魅力的なキャラクターに映ってるんだ、ということを言いたかっただけなのかもしれないけど。


色々と思うところもあるけれど、多分この本単体で何かを言うことって出来ないと思う。1つ1つに意味が込められていて、次巻に向かってみんなが同じ方向を向き出している、それだけ分かっておけばいいのかな、と。むしろそれ以上ここから無駄な詮索をしても意味がないですよ、と言われたような気もしてる。こういう続き物の書評を書かなきゃいけない評論家さん達は大変だろうな…。(´・ω・`)


とにかく、book3でこうだから、book4での物語の集束への加速度は、きっと「はやぶさ」の速度並に凄まじいものであるに違いない、と勝手に期待して、このチラ裏の項はおしまい。ごめん中途半端で。


しかし1年経つと前の話を忘れちゃうもんだね…。(´・ω・`)6月の福岡出張、4泊もする癖に実はかなり暇なので、その時にまとめて読み返そうかな。っていうか本音を言えば、用事が済んだらさっさと帰りたいんだけど…。





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Last updated  2010.05.07 01:56:34
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