話飲徒然草(S's Wine)

2014/01/02(木)11:42

ヴェレノージ・ブリュット・メトードクラシコ

安泡道場(シャンパーニュ以外)(37)

今号のRWG誌の旨安スパークリングのテイスティングに参加しました。私の時は新世界の回だったのですが、なかなか美味しいものがあって、いやいやそれならイタリアのスプマンテのレベルが非常に高かったよ、なんて話を聞いて、誌上で高得点のイタものを何本か注文してみました。 まずはボトルの高級そうなこの銘柄から。値段もいわゆる旨安銘柄の中では結構高めで3K近くします。品種はシャルドネとピノネロだそうです。 グラスに注ぐと、泡は勢いこそありますが結構粗いですね。柑橘や白い花、ミネラルなどの中庸を得たアロマ。味わいは端麗辛口ですが、フルーティで果実由来の甘さもそこはかとなく感じます。後半から余韻にかけて苦味が出て全体を引き締めている感じ。というわけで初日はなかなか悪くない感触でしたが…。 二日目になって完全にバランスを崩しました。アルコールが浮いて、ベタッとした甘みがしつこくまとわりつく感じ。う~ん、これが実力なのかなぁ。流通段階の扱いがあまりよくなかったのでは、という気もして微妙なところです。価格が千円台ならそれでも文句は言いませんが、ちょっとした安めのシャンパーニュ並みですからね。リピートは難しいかなぁ。 ★★☆

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