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カテゴリ:エッセイ
かれこれ7年も前のことになりますが、以下のようなタイトルの記事をアップしたことがあります。 子供の頃読んで、名前を思い出せないマンガってありませんか? (2008/4/1) http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/200804010000/ その後、ネットを検索していて(本当にたまたまでしたが)最後までわからなかった作品のタイトルが判明しました。あらためてインターネットって便利だなぁと実感したものです。 子どものころトラウマになったマンガのタイトルが判明 (2014/12/15) http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201412150000/ 足掛け7年。五十路を過ぎてさすがに気恥ずかしくなり、ブログにあった「マンガ・アニメ」のカテゴリーもなくしてしまいましたが、ようやく現物を入手できたので、今回はその内容を少しだけ(著作権の世界でいうところの引用の範囲内で)紹介します。 まずはコチラ。 ![]() 作者は「エコエコアザラク」などで一世を風靡した古賀新一先生。 赤ん坊がミルクを飲まず、乳が張って苦しがる母親に、その村の風習とやらで、カエルに乳を吸わせたところ、その後カエルたちがつきまとうようになった。気味が悪くなってカエルたちを処分したら、今度は赤ん坊がカエルに憑かれて、一家に次々と災厄がふりかかる、という内容で、小学校の図書室(笑)で上巻を読んだ当時は夢にまでカエルが出てきたものです。 続刊を読む機会がないまま、いつしかタイトルも忘れ果ててしまったのですが、たまたまYahoo知恵袋に同じような質問が掲載されたおかげで、40年ぶりにタイトルを探り当てることができたのでした。 ![]() ![]() もっともこの作品、心待ちにしていたわりには、いざ手にとって読んでみると、なんとも「つまらない」。描写がおどろおどろしいだけで、ストーリーにオチらしいオチがないのです。 前半を読んでそれが長年トラウマとなっていた私にしてみれば、肩透かしもよいところでした。 これに対して、「これだよ、まさにコレ!」と感涙にむせんだのがコチラです。 ![]() 探していたのはタイトルの「地獄くん」ではなくて、この中に含まれている「虫地獄」という短編。1970年頃に「ぼくらマガジン」に連載されていたものです。 ちなみにタイトルの「地獄くん」はKindleで復刻版が出ていますが、Kindle版に「虫地獄」は収録されていません。もっとも復刻版が出たおかげで、以前7千円ぐらいした古本の相場が最近は4千円弱まで下落し、ようやく私も今回購入に踏み切ることができたという次第です。 子どもたちが昆虫採集に熱中しているうちに異世界に迷い込んでしまう。そこは、虫の化け物たちが人間を捕らえて標本にする世界で、主人公の友人も犠牲になってしまいます。 ![]() 中でも恐ろしかったのが、友だちの女の子がいつのまにか寄生されていて、ラスト近くで皮をやぶって中から蛾の化け物が生まれてくるシーンです。 ![]() 今読み返しても、シュールレアリズム風の描写や精緻な背景、メッセージ性の強いストーリーなど、40年間トラウマになっていただけのことはあるなぁと、感慨もひとしおでした。 ちなみに、この短編はもともと「人形地獄」という単行本に収録されていました。こちらの単行本はさらに入手困難で、ヤフオクなどで今も高額で取引されています。 ![]() 単行本に収録されている「人形地獄」「虫地獄」「パビリオン地獄」「怪奇死郎」」の四編のうち、「パビリオン地獄」だけは、私が入手したサンワイドコミックス版「地獄くん」にも収録されておらず、私にとって相変わらず幻の作品です(読んだ記憶はある)。 ちなみに、作者のムロタニ・ツネ象氏はその後学研などの歴史マンガ・教育マンガに活躍の場を移すのですが、「地獄シリーズ」のメッセージ性や教訓色にその後の進路が垣間見えるようで、なるほどなぁと妙に納得してしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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