話飲徒然草(S's Wine)

2021/02/09(火)18:29

クロ・ヴージョ2001(ジャン・ラフェ)

ブルゴーニュ・ヴォーヌロマネ・ヴジョ(56)

正月休みが終わって、最初の3連休に開けたワインです。 総じて、ワインは古ければ古いほど、そして価格が割安であればあるほどギャンブル性は上がるように思います。このジャン・ラフェは比較的近年入手したものですが、価格は1万円以下でした。ある程度ギャンブル的なボトルであろうと承知の上での購入です。 抜栓してみると、コルクはかなりしっかりしていてあまり染み出してきてはいません。木村硝子29オンスのグラスに注ぐと、色調は全般にオレンジがかったガーネットになっています。香りは寡黙であまり立ち上ってこないのですが、優しくスワリングしてやると、赤い果実や枯葉、乾燥イチジク、アンズ、下草などの熟成香が漂います。口に含むと、やや酸が立っていますが、枯れ果てているということはなく、透明感もあるし、それなりに活力も感じます。コンディション的にはベストではないのでしょうけれども、翌日まで美味しく飲めたことを思えば、まあOKではないでしょうか。「これぞ特級!」というほどの威厳は感じないものの、余韻もそこそこにあってしんみりと滋味深い味わいのジャン・ラフェでした。 ★★★ 楽天でジャン・ラフェを探す

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