テーマ:今日のワイン(6005)
クリスマスイヴに開けてみたのは、エスプリ・デュ・ヴァン(平野弥さん)輸入のシブイ生産者のボトル。平野さん主催でニコラ・ロシニョール水平の会が催されたのが2009年の7月のこと。その際、気に入って購入した2本のボトルのうちの一本です。 https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/200907260001/ 購入後8年間、自宅のセラーで保存していました。抜栓すると、コルクは12年経過しているとは思えないほど綺麗で、ほとんど上に染み上がっていません。 平野さん扱いのコンディション管理のよさはいうまでもなく、我が家の保存環境も合格点であることが期せずして証明されました(笑)。 グラスに注ぐと、色調はかなり濃いめのガーネットで、エッジはくすんだオレンジ色です。香りはコンポート状になった赤と黒の中間ぐらいの果実、紅茶、乾いたスパイス、スーボワ。獣っぽさはありませんが、思いのほか土や朽木っぽさが前面に出た香りです。飲んでみると、香りから想像する通り、タンニンが優勢ですが、真っ黒モノトーンの「タンニン汁」ではなく、酸がきちんと役割を果たして、濃厚な中にも表情があって含み香も豊かです。杯が進みます。 上記の会の後、2本購入したニコラ・ロシニョールのうち、1本目のサントノは2012年の7月に開けましたが、試飲会のときとは全然表情が違っていて、全く面白みのないワインでした。 https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201207140000/ 今回のものはさらに5年を経て、まだタンニンが優勢ではあるものの、順当にこなれてきたのが確認できて、寝かせた甲斐があったと思える一本でした。コンディションの良さがどこまで寄与しているのか、定量的客観的に述べるのは難しいところですが(ワインのコンディション問題については、なんどもHPやブログで取り上げてきて、今はあまり深入りしたくないというのが本音です)、長期間寝かせるのであれば、保険の意味も含めて、多少割高でもコンディションや素性が確かなものを買っておいたほうがよいのだろうなとは思っています。問題はどれくらいまで価格アップを許容できるかですが。 ★★★☆ 楽天でニコラ・ロシニョールを検索 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年02月09日 18時28分28秒
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