カテゴリ:ニュージーランド・オーストラリア
私にとって記念碑的な銘柄。何がモニュメンタルなのかは、次回のRWGのコラムに書いています。 モエ・ヘネシーグループの一員だそうです。クラウディ・ベイのラベルが似ているのもそのためなんでしょうね。ただ、こちらは人気がないのか、輸入元の政策なのか、ネットであまり見かけません。 ケープ・メンテルは、オーストラリア随一の高品質ワインの生産地として知られる、マーガレット・リヴァーに最も長い歴史を持つワイナリーの一つです。 1970年の設立以来、その品質の高さでマーガレット・リヴァーの知名度の向上に大きく貢献してきました。革新的な精神と高い技術で、地域の個性を反映したワインを造り続けています。 沿岸を流れるルーウィン海流の影響を受けるマーガレット・リヴァーは海洋性気候に属し、フランスのボルドー地方との類似性が指摘されるように、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどのボルドー品種をはじめ、シラーズやシャルドネなどの伝統品種の育成に適した条件が整っています。ケープ・メンテルはその土地の個性を反映したスタイルにこだわり続け、その土地に最も適した品種からプレミアムワインを造り続けることが自分たちスペシャリストワイナリーの役割りだという信念に基づき、独自のワインスタイルの発展に力を入れています。 少し黄緑がかったイエローの色調で輝きがあり、よい色調です。レモンや柑橘系の清々しい香り、それにミネラルっぽさを感じる香りです。オークは控えめ。 口含むと、酸がビビッドで、ボッテリコッテリとした印象は皆無、むしろスマートです。 アルコール度も13度と、新世界にしても構造自体は大きくありませんが、繊細に品良くまとまったシャルドネです。果実味がみずみずしく、ミネラリーです。これはかなり予想外の香味だった。 私が飲んだものはそもそも6年寝かせたこともあって、トロトロのネクターのようだったが、あの当時は作り自体もきっともっと濃厚志向だったのかもしれません。 中1日あけて、小瓶に残したものを飲んでみました。低い温度から始めたところ、最初はミネラルと柑橘系の香味、徐々にクリーミーなフレーバーが開いてきて、二日に亘って楽しませてくれました。 値段もそこそこするので、特に思い入れがなければ、積極的に買おうとは思わないかもしれませんが、その思い入れを差し引いても、星4つに値する内容でした。 ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年09月12日 08時11分10秒
コメント(0) | コメントを書く
[ニュージーランド・オーストラリア] カテゴリの最新記事
|
|