テーマ:今日のワイン(6005)
カテゴリ:語学・資格・学び直し
二次試験は7月18日に行われました。受験会場は三軒茶屋のテンプル大学。
昭和女子大のそばになる海外大学の日本校で、我が家からは徒歩圏内です。 受験者は、大多数が大学生から入社まもないぐらいの社会人といったところ。 明らかに私が最高齢に近く、同年代または年長と思われる受験者は1~2人ぐらいしか見かけませんでした。 面接官は大柄の黒人と、それと対照的なぐらい小柄な日本人女性でした。 日本人といっても、発音はほぼネイティブで、黒人の発音よりもむしろ聞き取りずらいぐらいでした。 最初に自己紹介をしたあと、2分間のプレゼンに入ります。 (自己紹介の前後に世間話などの軽いやりとりがあるとのことでしたが、私の場合は一切ありませんでした。) https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/virtual/grade_1/pdf/grade_1.pdf こちらが英検のサイトに載っているサンプルですが、このようなカードが机に置かれていて、5つのテーマから1つを選んで2分間のスピーチを行います。カードを渡されてからスピーチを始めるまでの持ち時間は1分。その1分間でどのテーマを話すかを決め、プレゼンのストーリーを考えます。 通訳案内士の2次試験も似たような形式でしたが、あちらはスピーチを始めるまでの持ち時間が30秒でした。また、数年分の過去問をさらった限りでは、5問のうち1つか2つは話せそうなテーマがありました。そんなわけで、実のところテーマについてあまり心配していなかったのですが、今回に限って自分の話せそうなテーマが見当たらず、焦りまくりました。 結局、消去法で選んだ(というか選ばざるを得なかった)のは、日本経済の衰退は避けられないのか?(Is decline of Japanese economy inevitable?) というテーマでした。 しかし、これはこれであまりに漠然としすぎていて話しずらい。YESで話そうか、NOで行こうかと考えいてる間に持ち時間の1分が経過し、論点の整理をできないまま、プレゼンに突入してしまいました。 とりあえず「面接大特訓」で学習した別のテーマの回答を入れ込んだりして、以下のような話をしました。 ・日本経済の衰退はよく議論されるテーマで、多くの人がそれは不可避だというが、私は以下のことにより、日本経済は発展できると思う。 ・ひとつめは、成長分野に特化すること。具体的にはAIとロボット技術。AIはもっとも注目されている分野であり、AIを活用することで、労働力不足に対応できる。またロボット技術は日本が世界をリードしている分野で、人々の暮らしを豊かにすることができる。 ・ふたつめのは、高齢化社会や労働力不足への有効な対策を講じること。具体的には、移民政策の緩和、女性の活用、エルダーの活用など。 ・これらの注力することで、日本経済はますます発展できると思う。 持ち時間2分でしたが、時間オーバーで尻切れトンボになるのが怖くて、かなりマキで話しました。体感的には、1分30秒ぐらいで終わってしまったのではないかと思います。制止されるまで話したほうがよかったのかもしれません。(・・というか、アナウンサーの採用試験でないのだから、経過時間ぐらいわかるようにして欲しいです。) あらためて文章に起こしてみると、実にチグハグな論旨で、ツッコミどころ満載ですが、とっさの場面ではこのぐらいしか思い浮かばなかったのです。経済や金融政策の話に入り込むと、Q&Aで自滅すると思い、あえて触れませんでした 後から思えば、超高齢化社会のデメリットや、硬直化した教育制度などを挙げて、YES(衰退は避けられない)路線でプレゼンをしたほうがスムーズで強いアーギュメントになり、そのあとのQ&Aもやりやすかったと思います。というのも、このあとのQ&Aがまた答えずらいものばかりで…。 *Q&A Q:移民政策を増やすデメリットはないのか? →経済が停滞したときに、失業者が増え、社会不安を呼び起こす可能性がある Q:移民を増やすことは本当に経済発展につながるか? →特に比較的ロースキルの分野において有効だと思うが、すべての分野に対しては女性や年長者の活用が重要だ。 Q:日本政府は何を間違ったのかと思うか? →(よく聞き取れず)質問の意味がわからない Q2:政府のこれまでの政策の何が悪かったと思うか? →政府は、女性の社会進出をもっとサポートすべきだった。具体的には 保育園施設の充実など。(このあたり、明らかに質問と回答がかみあっておらず…) Q:ODAによる支援をしすぎたとは思わないか? →そうは思わない。外国への援助は、先進国の使命であるし、援助によりその国の経済が発展すれば、購買力があがり、我が国の製品をもっと買ってもらえるようになる。(途中、よい言葉が出て来ず、何度も言いなおしました) Q:日本のデジタル技術は外国より周回遅れだが? → 質問の意味がわからない。 Q2:日本のデジタル技術は外国よりはるかに遅れているという意見があるが。 →(よくわからないまま、回答になっていないことを承知で) ITにおいては言語の問題が障壁になると思う。国内の企業は、多国籍企業との協業を検討する必要があると思う。 …と、ここでタイムアップ。 ・意味がわからず、聞き返した質問が2度あり、回答も明らかに面接官の意図とこちらの返答がかみ合っていない印象でした。適切なワードが出て来ず、詰まることも数回あって、面接官は終始二人ともにこりともせず、ひどく不愛想なまま終了。これはやらかしてしまったなぁ、というのが直後の感想でした。 通訳案内士の試験も似たような形式の面接でしたが、その時と比べても、はるかに出来が悪かったというか、そもそも会話にすらなっていなかったなぁと、ひどく落ち込みました。 https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108050000/ 留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記〜その1(受験のきっかけ) https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108060000/ 留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記〜その2(1度目の受験→不合格) https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108080000/ 57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その3(1次試験の戦術) https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108130000/ 57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その5(2度目の1次試験に向けて) https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108140000/ 57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その6(過去問ノススメ) https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108180000/ 57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その7(なんといってもボキャブラリ) https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202108250000/ 57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その8(英作文参考書など) https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202109070000/ 57歳留学駐在経験なしオヤジの英検1級受験記〜その9(二度目の一次試験) https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202109090000/ 留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記(その10~二次試験対策) https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202109160000/ 留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記 その11(二次面接のやりとり) https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202109190001/ 留学駐在経験なし57歳オヤジの英検1級受験記 その12(ギリギリ合格) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年11月19日 10時01分28秒
コメント(0) | コメントを書く
[語学・資格・学び直し] カテゴリの最新記事
|
|