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テーマ:今日の健康状態は?(10676)
カテゴリ:エッセイ
7月15日、都内は盆の入りでしたが、私は夜の会合があって、久しぶりにしこたま飲みました。
コロナの感染被害が広がる中とはいえ、大きめの個室で6名、店の感染対策もしっかりしていたので、それほど不安なく過ごすことができました。 焼酎の水割りを注がれるまま飲み続けて、いささか深酔いしました。たぶんこれほど飲んだのは数年ぶりだったとのではと思います。 酩酊状態で帰宅して、そのまま寝入るでもなく、ぐだぐだと過ごし、少しずつ酔いが覚めていく頃合いで床に就きました。心と体はぼんやりしているのに、脳味噌のコアだけが鋭敏になっている、そんな妙な感覚でした。 床にはいってもすぐに寝付けず、ベッドでいろいろ思いを巡らせるうち、私が幼少期を過ごした実家の思い出が鮮明によみがえってきました。烏山にある実家は私が高校生のときに建て替えられたので、かれこれ40年以上前の話です。 その家は、もともと祖母が陶器店を営んでいた関係で、1階の半分ぐらいのスペースが店舗に割かれていました。また、駐車場を倉庫に改築したり、他にもあちこち建てまわしがされていました。もともと玄関だったスペースも荷物置き場に利用されていて、倉庫の奥には住み込みの店員さんの居住用の部屋などがありました。子どもの目にはなんとも不思議な、いや、不気味な建物でした。 今までは細部を忘れていた古い家の間取りが、この晩はなぜか詳細に思い出されました。ひと部屋一部屋、ここに出窓があったとか、クーラーが設置されていたとか、鏡台が置かれていたとか、バルコニーのこのあたりの床が腐っていたとか、襖の唐紙が破れていたとか、壁に落書きをしてあったとか、そんなことまで思い出しながら一部屋一部屋進んでいきました。おそらくこの時点で、記憶こそ明瞭でしたが、私はすでに夢の中だったのだと思います。 古い実家は、トイレがまだ汲み取り式でした。廊下の一番端にあって、幼少期は、夜中にトイレに行くのが怖かったものでした。そんなことを思い出していて、ふと、 「あれ?現在の家のトイレはどういう間取りだったっけ??」 と疑問に思ったのですが、今の家のトイレの間取りがどうしても思い出せませないのです。 それどころか、 「今、私はどこに住んでいるんだっけ?」 「そもそも私って誰だっけ??」 などと夢の中で自問自答を始めたものの、それがさっぱりわからないのです。 パニックになりかけたところで、ハッと目が覚めました。 寝室の天井が目に映ったところで、現実に立ち戻ることができました。 とまあ、文章に書き起こすとこれだけのことなのですが、長らく忘れていた実家の間取りが詳細によみがえったり、自分自身が誰かすらわからなくなるというのは、夢の中とはいえ、実に不思議な、なにやらスピリチュアルな体験でした。 ちなみに、7月15日は父親の誕生日であり、私が晩年世話をして最期を看取った叔母の命日でもあります。週末はその叔母の法要と先祖の墓参りのため、関西に行く予定を立てていました。そんなことが私の潜在意識の中で作用したのかもしれません。あるいは盆の入りということで、父が夢の中でなにかしら話しかけようとしてきたのかもしれません。 それ以来、どうも不用意に眠りに落ちるのが怖くなってしまっている今日この頃です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年07月21日 14時20分36秒
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