3連打
1985年4月17日伝統の阪神巨人戦。ピッチャーはミスターパーフェクトこと槇原。7回裏。8番木戸がまずヒット。代走北村。ピッチャー工藤に代打長崎は凡退。バッター1番の真弓。北村盗塁のあと真弓が四球、弘田凡退で2アウト1、2塁。 3番バース。この瞬間まで絶不調。打率.133、ホームラン0。槇原の初球を捉えた球はセンターバックスクリーンへ飛び込む3ラン。4-3と逆転に成功。 4番掛布、5番岡田が連続バックスクリーンへホームラン。これが伝説のバックスクリーン3連発だ。掛布の球は厳密にはバックスクリーン横の観客席に入ったが、スポンサーの計らいで賞金を貰っている。 6-3となった試合だが、実はこの後、9回表に巨人に2点獲られて6-5で辛くも勝っている。 39年後の昨日。赤星に苦しんでいた阪神打線は3回裏2アウトから近本、中野、森下の3連打で2点獲った。阪神のヒットはこの3本だけ。ずいぶんスケールは小さいが、不思議な3連打ではあった。 伊藤は調子はそんなには良くなかったが2回の0アウト3塁と4回の0アウト満塁をなんとゼロでしのぎ2勝目を上げた。