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カテゴリ:BMW 自動車エンジン
BMW ダウンサイジング スモーク![]() 昨年末、国立環境研究所は 微粒子(PM, Particulate Matter)に対する粒子個数に関して 10万キロ以上走った国産車の1348ccポート噴射NAと比べて 同一メーカー国産車の1298cc筒内直接噴射NAは、10倍 欧州車の1197cc筒内直接噴射ターボは 50倍排出しているとレポートしていました 国立環境研究所:最近の直噴ガソリン乗用車からの微粒子排出状況 http://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20131216/20131216.html サンプルが3車種各1台なので 他の同ー車種でも同じ様な結果になるのか解りませんせんが 日刊自動車新聞では ガソリンの直噴エンジンでも PMが発生し、ターボを組み合わせるとより多いということを 国立環境研究所が調べるまでもない・・と書いていました 専門家なら予測の範囲内というこだと思います ![]() 注意 国立環境研究所での排出ガス試験モードは、JC08モードになり NEDC/ New European Driving Cycleではありません また 測定値の差は小さいと思いますが、粒子個数の計測方法もEuro6と異なります 数値は、上記の試験モードなどに基づく値で 実環境では、排ガス性能が厳しくなる可能性があり 直噴ターボは、NAよりもさらに厳しくなる可能性があります 直噴エンジンを 理論空燃比で均質燃焼を行えばPMが発生しない というわけではありません 直噴エンジン全般に共通する問題で 例えば 小排気量エンジンになればなるほど エンジンが小さくなって、インジェクター等のレイアウトが制限され インジェクターのノズルとピストン冠面の距離が短くなり ピストン冠面への燃料付着を削除させるための燃料噴霧の空間も 十分に確保できないため インジェクターから噴射された噴霧が、ピストン冠面へ衝突して 燃料の付着が多くなって留まり また 点火時期を進角させたり、燃料噴射時期を遅角し過ぎると 噴射と点火の間隔が短くなって、付着燃料が蒸発しづらくなり 燃料と空気の混合時間も短くなって、混合が不十分になるなど 燃料が 高温ガス中で酸素不在のまま熱分解され 水素が選択的に先に反応し炭素が残ってPMを生成してしまうので 設計が難しいのではないかと思います ![]() 1:理想的なスプレーコーン 2:許容できる開度のスプレーコーン 3:許容できない開度のスプレーコーン ポート噴射と筒内直接噴射ついては お時間があれば t3109 BMW ポートとダイレクトインジェクション http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/201005300000/ を閲覧して下さい PMは Webによっては「スス」や「スモーク」と書かれたりしていますが PMの粒子個数の規制は 欧州を中心に、重量が同じなら個数の多い方が悪いとの議論となり 国連欧州経済委員会(ECE)傘下の委員会で2001年ごろから検討され 09年にECE R83-03の修正?として発行され EUでは 重量の他に個数も規制することが決まり ガソリン車についてはEuro6として今年から実施されます 日本のガソリンエンジンのPM規制は 国産の新型車は平成21年10月より、継続生産車、輸入車は平成22年9月より 「ガソリンを燃料とするNOx吸蔵還元触媒を装着した 直接噴射式の原動機を有する自動車に限り適用する」(平成21年規制)と なっていますが 国立環境研究所のデーターでも解るように 重量と個数が密接にかかわり合っているので 重量の規制強化でも十分との意見もあり 日米では、個数の規制実施が決定されていないハズで 車検証の自動車排出ガス規制の識別記号だと LBAとかRBAになり BMWだと、止めてしまった直噴リーンバーンのN53・N43エンジンになり 現行販売されているは、ベンツぐらいだと思います PMの排出する粒子重量の計測方法は お時間があれば t3109 BMW PM2.5 http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/201303080001/ を閲覧して下さい 個人的に、最近の直噴エンジンは下の写真の方が気になります ビックリ状態です ![]() ![]() BMW 直噴エンジンについては お時間があれば t3109 BMW ハイプレシジョン インジェクション http://plaza.rakuten.co.jp/t3109/diary/200703300000/ を閲覧して下さい AA-Schultz シュルツボディー剛性パーツが必要だと思うならBMW タワーバーは、 ボディのことなら ボディとフレームの違いを簡単に説明しています ボディ剛性と補強を簡単に説明しています タワーバーのことなら タワーバー効果について簡単に説明しています タワーバー取付について簡単に説明しています タワーバーの種類を紹介しています タワーバーの装着感想について話してます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 7, 2014 11:46:22 PM
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