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テーマ:料理は道具で決まる!(163)
カテゴリ:危険なお料理シリーズ
去年の秋(調べたら、11月だった)
フライパンを 買い換えました。 これまで10年以上使っていたのは、テフロン加工されたもの。 その前に 10年以上使っていたのも、同様。 あ、テフロンを10年以上使うって、スゴイですけど、 使用頻度が、皆さまとは違いますの。 つまり、滅多に・・は言い過ぎかな。 たまにしか、使わないんですの、大きなフライパンは。 他に、お弁当用(・・と、世間では設定されている)小さな、 だけど 私には十分な大きさの ミニ・パンやら、 卵焼き専用パンなど、ありますしね。 私が まぁまぁ(‘人並み’の半分くらい?) お料理するようになったのは、 オードリー先生のお料理教室以降ですからね。 とにかく、使う頻度が 低かったのです。 それに、テフロンとはいえ、いつも 少量の油を使っていたので、 加工が剥がれるのも 遅かったのでしょう。 捨てられない性格、というのも さらに 追い打ちをかけ、 10年以上 使い続ける、という暴挙を成し遂げたのでした。 で、さすがに くたびれてきた、フライパン。 買い替えるにあたり、 いままでの私には 考えられなかったことですが・・・ お料理をするようになった (あくまでも 当社比)私に、 「鉄のフライパン」という情報が 入ってきたのです。 鉄って、錆びるんでしょ? お手入れ、面倒なんでしょ? どーせ、そんなに使わないんだし・・と 二の足を踏んだものの、 この機会を逃すと、次の買い替えは、また10年後になる。 いろいろ調べた挙句、買っちゃった。 ![]() 日本製リバーライト極ROOTSルーツ鉄フライパン 26cm 噂(セールス文句&使用者談)によると、特殊加工により、 お手入れが さほど面倒でなく、錆びにくいのだとか? 届いてすぐ、説明書にある通りの下処理をして (フライパンを熱して、たっぷりの油を入れて、なんちゃら) その後も、使うたび、‘油返し’ なるものをして。 私も とうとう、鉄のフライパン デビューしたわけですよ。 が、やっぱり、めんどくさがり・・は、一生モノなのね(爆) 油返しそのものが 面倒なわけではないのだけれど、 油返し用の油、何回くらい・・・ 何ヶ月くらい(おい、こら) 使い続けて大丈夫なのかしら。 なにしろ、やっぱり それほどの頻度では 使わないから、 いくら アルミ箔で オイルポットを覆っておいても、 油、酸化するわよねぇ? その油で 調理するわけではないものの、 当然、フライパンには その酸化した油は 残っているわけで。 調べてみても、いろいろ、説、あるし。 不安を感じながら 使い続けるのも、イヤだし。 かといって、マメに 油を替えたところで、 そうそう 使うわけでもなし、またすぐに 酸化するであろう。 いつしか 私は、油返しの油の始末の見極めに悩むのがイヤで、 鉄のフライパンから、足が、じゃない、手が 遠ざかり・・・ 気づけば、ここ2ヶ月くらい、 せっかくの新しいフライパンを まったく 使っていない! なんて事態になっていたのでした。 毎回 油返しをして、料理が出来上がれば、食べるのそっちのけで すぐさま お湯で 洗い、火に掛けて乾かして、 薄く油を塗り直す。 ふだんの私では 考えられない 最上級の手間をかけた 美しい フライパンは、 台所のオブジェとなり果てていたのです。 嗚呼。 さて、そんな ある日のこと。 久しぶりに ラタトゥイユを つくろう!と 材料を買いそろえ、野菜を切り始めたところで、 気づきました。 あ、ラタトゥイユって、フライパン 使うんだった・・・。 そうなんです。 オードリー先生のラタトゥイユは、 材料を 1種類ずつ、フライパンで 炒めてから 鍋に重ねていって、煮込むのですよ。 そこは 譲れません。 (っていうか、他のつくり方、知らないだけ。) しかたがない。 私は、ハラを決めました。 この美しいフライパン、 これまでに 10回以上は、油返しをしてきました。 使用後にも、薄く 油を塗り込んできました。 そもそも、油返しって、なんのために やるんだっけ。 要は、焦げなきゃ、いいのよね? 私は、フライパンを 一度 軽く 水洗いした後 火にかけ、 ちょっと多めのオリーブオイルを 入れて フライパンの隅から隅まで 油が 行き渡るよう 念入りに 回しました。 で、玉ねぎを、炒めた。 玉ねぎを お鍋に移して、にんじんを、炒めた。 にんじんを お鍋に移して、ズッキーニを、炒めた。 ズッキーニを お鍋に移して、茄子を、炒めた。 茄子を お鍋に移して、ピーマンを、炒めた。 あ、省略したけど、それぞれ、炒め始める前に、油を足しています。 途中で 塩を振っています。 で、フライパンとは関係ないけれど、 エリンギを買ってくるのを忘れたのは、痛恨の極みでございます。 それでね。 そうやってね。 次から次へと、いろいろな野菜、炒めたけど? フライパン、どうよ? なーんだ。 大丈夫じゃん。 焦げ付かないじゃん。 ヘンな話、私の中には、 フライパン=焦げ付くというイメージが ないんですよ。 独り立ちして以来、ずっと テフロンだったから。 (実家の、私が子供の頃 母が使っていたフライパンは、 鉄の上に焦げがコーティングされているのは 意図的なものなのか? っていうくらい、派手に焦げていたけれど。) だからね。 下手に、フライパン=焦げる なんて ‘恐怖’や‘心配’を 自分に 植えこまない方がいいのですよ。 なーんてね。 エネルギーは、思考に従うから。 (アリス・ベイリー著 『ホワイトマジック』参照) んな感じで、ラタトゥイユ、美味しく できました♪ ![]() 温め返しながら 寝かせると、さらに 美味しくなるんですよね。 2日で 食べつくしちゃった。 ああ、私、ラタトゥイユの天才。(← いいかげんにしろ。) んでもって、フライパン。 いつものように、使い終えたら すぐ お湯で 洗って 火にかけて 乾かしたけれど、 油を薄く塗るのは、やめました。 水気さえ なくしておけば、錆びないでしょ。 そして、油返しするのも、やめました。 とりあえず。 (やる気になったときは やるかもしれない。道は閉ざさない。) 使うときに 油を 全体に 行き渡らせれば、焦げないでしょ。 油返ししなくてもいいや♪ と 決めたら、気が楽になって。 キャベツと釜揚げしらすを オリーブオイルで 炒めたり。 (ワインのお供) 茄子を焼いて、生姜醤油をかけたり。 (ビールのお供) いきなり、フライパン料理を 避けなくなりました。 おぉ、フライパンの油返しの油の始末の見極めが、 そんなに 私の心の重荷になっていたなんて。 なんて モノグサなんだ、私。 ああ、でもね。 よく言われているように、鉄のフライパンで 炒めると、 野菜が シャキッとしていて、美味しいんです。 使ってみて 思ったけれど、 もう少し、深さのある(縁の高い)タイプの方でも よかったかもしれないな。 ま、次、検討しよう。 10年後だけど。 さあ、これで もう、怖くないわ(たぶん) 鉄のフライパン。 油の取りすぎになるかな?と ちょっと 気になるところだけれども、 そんなに炒め物ばかり 食べているわけでもなし、 そのうち もっと 使い込めば、油の使用量も 減ることでしょう。 そんなこんなで、やっぱり 買ってよかったな。 大切に 使おう、と 思います。 危険なお料理シリーズ、バージョンアップです。 (さらに 危険になるのか・・・?) ありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.10 17:42:37
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