ようやく見つけた
週末、瞑想会へ出かけたついでに、お茶碗を買ってきました。茶道で使うような、大きめの湯飲み茶碗。もちろん、私は 茶道とはご縁がありませんが、あのタイプのお茶碗、好きなんです、いっぱい入るから。(単なる めんどくさがりの、食いしん坊。飲みしん坊)食器を買った、といっても、そのお店はパン屋さん。外からよく見える棚に さまざまなハンドメイド品が並んでいて、委託販売をしているようでした。某アニメ映画の聖地でもある この場所、観光客が多いから数軒 並んでいるこのあたりのお店にも ふらりと寄っていく人が 多いのかもしれません。私は昨年の秋に そのお茶碗を見かけ、「いいな」と思ったものの、ぱっと見たところに お値段がついていなかったので、怖くてそのときは 手に取らなかったんです。ちょっと 取りづらい場所に置いてあったし、下手に手を伸ばしてとんでもない値段だったとしても 元に戻せないし、手持ちの現金も少なかったため、横目で見つつ、パンだけ買って 帰ってきたのでした。また今度 行ったとき、まだ残っていたら、見てみよう、と。あれから半年、久しぶりに その場所へ行ったところ、あのお茶碗、まだ ありました。外から眺めていたら、お店のおじさんが 出てきて「どうぞ、どうぞ」と言ってくださるので思いきって 中に入り、お茶碗の値段を聞いたところ・・・「ん?あれ、これは 値段が付いていないな。3000円で、いいんじゃない?」さ、さんぜんえん?い、いいんじゃない?値段シールが 剥がれていたとしても、作品を預かったときに、帳簿とか付けてないのかな。ちゃんと確かめてくれる気はなさそう。適当なこと言ってる感、すごいんだけど。よく見れば、その隣に置いてある同じような大きさ、雰囲気の 黒いお茶碗には、1000円のラベルが貼ってあるではありませんか。しまった。自分で手に取って確認し、「隣のお茶碗が1000円なんですけど、これも?」と聞けばよかった。それなら、1000円になったよな、きっと(笑)以前、大宮の食器市で見かけた、このタイプのお茶碗は、12,000円!だったんですけどね、私が じっと見ていたら、あっさり 半額になりました。(もちろん、それでも無理だった。)食器の値段って、わからないな。だけどね。そのお茶碗を手に取ってみたら、見た目よりも ずっと軽く、持った感触も、想像以上に イイ感じだったんです。あー。ちょっと高いけれど、手数料を引かれた後は、作家さんに渡るんだよね?なら、いいかな。本来ならば、ここはパン屋さんですから、お愛想でパンも買うところなんですけど。「3000円でいいや」という言い方に 引っかかっていた私はお茶碗だけを買って、帰ってきました。埃まみれだった お茶碗、家に帰ってから よーく洗い、次の日、デビュー。あー。やっぱり、いいな。色も形も好きだし、大きさも、ちょうどいい。なによりも、手に持ったときの感触が、とっても好き。ちょっと ごっつい見かけだけど、つるつるしていて、柔らかくて、持ちやすい。手にフィットする度合いが、すごいんですよ。まるで、私の手を測って それに合わせてつくったかのような。そして、口当たりが とっても良い!くるくる 回して、いろいろなところで 飲んでみたけれど、飲みやすいポイントが、いっぱいある。これ、大正解☆煎茶は もちろんのこと、ハーブティーを入れても 違和感なく美味しく飲めました。あー。作家さんのお名前、聞いてくれば よかったな。とても丁寧なつくりだから、ご飯茶碗なんかも 欲しくなっちゃいました。ここ数年、このカタチのお茶碗が 欲しくて ずっと探していたんですけど、なかなか 100点満点で気に入るものが なかったんです。ようやく 見つけて、大満足。大切に使おうと思います。ありがとうございます。